一条工務店で家を建てるにあたり、様々な打ち合わせがありますよね。
- 間取
- 住設
- クロス
- 外観
- 電気
などなど、本当に多くのことを、数少ない打ち合わせで決めなければなりません。
我が家は、たった6回の打ち合わせで終了でしたので、最終確認後は不安で仕方ありませんでした。
住んだ今となっては良い思い出ですが、
- 打ち合わせがどんなものか知りたい方
- これから打ち合わせの方
- 既に打ち合わせに入っている方
が、これ以上不安にならないためにも、我が家の打ち合わせの流れとやったことについて、ご紹介致します。
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間取り作成は、家づくりにおいて最大の難関と言っても過言ではありません。
たった数回の打ち合わせで、今後何十年と住む家が決まってしまうので、とても不安になりますよね。
それに、設計士は自分が住む家ではないので、無難なアイデアしか出してきません。
こだわった家ほど、構造的に計算しずらくなるからね。
私のハウスメーカーの設計士もそうでしたので、間取りを作る上で、ほとんど自分でアイデアを考えなければなりませんでした。
ですが、一生に一回しかない家づくりで、初心者がそんなアイデアなんて出せるはずがないですよね。
そうだそうだ!家づくりって何度もやるものじゃないから、アイデアなんて出せないよ!
でも、自分でアイデアを出さないと、『理想の家』にならないんだよね・・・。
では、どうやってアイデアを出したかというと、複数のハウスメーカーや工務店に、一括して間取り作成を依頼するサービスを活用したからです。
建てたいハウスメーカーともう契約しちゃったよ・・・。
という方でも間に合いますので大丈夫ですよ。
実際に、私もハウスメーカーが決まっている時に使用しましたが、複数の業者に一括してあなただけの間取りを作成依頼し、そのアイデアだけ貰い自分の間取りに活かす、という使い方も可能です。
そんなズルい使い方していいの・・・?
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打合せの事前準備!
一条工務店は、仮契約を結んだ時点で、坪単価が固定されます。
少しでも契約する気持ちがある方は、日々上昇している坪単価を抑えるために、早めに仮契約をしましょう。
仮契約には100万円が必要です。
こちらはローンに含めることができないので、現金で用意しましょう。
仮契約を30万円に抑える裏技もあります。
仮契約が完了したら、営業担当から『i-Tab』というタブレット端末が貸し出されます。
タブレット内に、
- 一条工務店のオリジナル設備
- 建具のカラーバリエーション
- 選べるオプション設備
などに加え、家づくりについての予備知識についても記載されています。
仮契約後に、工場見学等各種イベントがあるので、設計打ち合わせまで時間が空きます。
その間に、穴が空くくらい『i-Tab』を見ましょうね。
同タイミングで渡される『お住まい検討シート』という紙もありますが、『i-Tab』の方が、選んだ住設などを設計士と共有できるため、オススメです。
一条工務店の打ち合わせスケジュールは?
打ち合わせは、長いようであっという間に時間が過ぎてしまいます。
工事着手承諾をしてしまったら、変更を行なうのも大変です。
そうならない為にも、しっかりと知識を蓄えておきましょう。
打合せの回数は?
一条工務店は、通常2週間毎で打合せがあります。
理由としては、一条工務店は打ち合わせ毎に、間取り図をフィリピンにある工場に送り、構造計算をする必要があるからです。
構造計算後の間取り図が返却されるまで1週間掛かるので、残りの1週間で設計・施主が確認し、次回打合せを行ないます。
打ち合せの回数は最低6回で、
- 初回設計打合せ(約3時間)
・間取りの提案 - 第二回設計打合せ(約3時間)
・間取りの修正、外観コーディネート - 第三回設計打合せ(約3時間)
・住宅設備仕様の決定 - 第四回設計打合せ(約3時間)
・電気、照明打合せ - 第五回設計打合せ(約3時間)
・図面、仕様の最終確認 - 最終設計打合せ(約6時間)
・工事着手承諾
となり、下記のスケジュール表に沿って進められます。
ただし、あくまで上手くいった場合なので、打ち合わせ回数が増えることもあります。
しかし、打ち合わせ回数があまりにも長いと、上棟予約を取り消すことになり、引き渡し時期が遅れます。
上棟はいつになる?
一条工務店の上棟は、基本的には工事着手承諾の5ヶ月後に、予約設定されています。
上記の引き渡し時期が遅れる理由ですね。
一条工務店は、全てフィリピンの工場で製作し、日本の倉庫に納品します。
そのため、打ち合わせが全て完了してから発注し、フィリピンの工場で製作するため、5ヶ月間の工期が必要となります。
我が家の打ち合わせスケジュールで言うと、
4月中旬に工事着手承諾が終われば、9月中旬が上棟日
となりました。
初回~最終打ち合わせでやったことは?
続いては、それぞれの打ち合わせで何をしたのかを、紹介していきたいと思います。
事前に知っておくことで、心構えができますので、しっかりと把握しておきましょう。
後述する家づくりノートに加え、一条工務店公式アプリの「うちメモ」を使う事で、設計士と情報共有することができます。
その他も便利な機能があるので、ぜひ活用しましょう。
こちらの方の活用方法はオススメです。
初回設計打ち合わせ(所要時間:3時間)
初回打ち合わせでは、
- 重要事項読み合わせ
- 間取り打ち合わせ
を行ないます。
重要事項読み合わせ(所要時間:1時間)
初回打ち合わせでは、設計士との顔合わせも兼ねて、重要事項読み合わせを行ないます。
大体1時間ほどで終わりますが、正直眠たくなります・・・が、大事なことなので、なるべく聞いておきましょう。
重要事項読み合わせは、伝えられていない作業で費用を請求されないよう、私達「買い手」を守るために法律で定められています。
「売り手」も「買い手」も言った言わないで揉めないようにも行なっているそうです。
間取り打ち合わせ(所要時間:2時間)
眠たい時間を乗り越えたら、いよいよ間取り打ち合わせに入ります。
初回打ち合わせでは、
- 施主が間取りの要望を伝える
- 設計士が形にする
- 間取りの大枠を完成
と、いう流れとなります。
設計打ち合わせ大切なのは、『常に議事録としてノートに記録』しておくことです。
何千万と高い買い物で、言った言わないで揉めない為にも、毎回の議事録を取り、営業・設計者と共有することが大切です。
議事録を取るための家づくりノートの作り方はこちらにまとめています。
また、間取りの大枠は事前に作っておくと打ち合わせが楽です。
間取りの自作方法はこちらにまとめてあるので、ぜひご覧ください。
ちなみに、我が家の間取りの要望としては、
- 30坪前後
- リビングに隣接した畳コーナー
- 玄関階段
- 吹き抜けは壁で囲う
- 1階にWIC
- ランドリールームあり
- シューズクローク有り
- 書斎あり
- リビングに猫用収納
- 子供部屋は独立して2つ
- リビングにワークスペース
と、なりました。
その要望を反映させて、設計がパパっと手書きした間取りがこちらです。
あっという間に手書きの間取り図を書き起こしていたので、やはり『プロ』なんだと感じました。
間取りとしては、ほとんど自作した間取りの通りにしてもらいました。
正直、完全に私の間取りの通りにしてほしかったのですが、なぜかちょこちょこ変更があったので、修正を依頼して、初回打ち合わせが終了しました。
間取りを自作した方が、打ち合わせはスムーズに終わりますが、設計士と話しながらじっくりと決めたい場合は、あえて要望だけ伝えて、図面が出来るのを待つのも良いでしょう。
2階建てにするか平屋にするかも、設計士の意見を聞きながら決めると良いと思いますよ。
設計打ち合わせが終了した後、間取り図をフィリピンの工場に送り、CAD図面化してもらいます。
初回打ち合わせで疑問に思った点は、家づくりノートに記載をして、回答を得るようにしましょう。
第二回設計打ち合わせ(所要時間:3時間)
続いては、第二回設計打ち合わせです。
フィリピンの工場から返却された間取り図を基に、間取りを完成させていきます。
こちらが返却図面です。
手書きの間取り図より、だいぶ見やすくなっていますね。
初回打ち合わせで、
- 間取りの要望が出きらない方
- 満足のいく間取りが出来ていない方
は、引き続き間取りの大枠を完成させていきます。
細かい修正は後でも可能なので、まず大枠を完成させていきましょう。
我が家は、減額のために間取りを半マス削り、今回で間取りの大枠は完成しました。
第三回設計打ち合わせ(所要時間:3時間)
続いては、住宅設備の仕様を決定していきます。
今回の打ち合わせは、
- 外壁
- キッチン
- ドレッサー
- 浴室
- 床材
- クロス
- 窓
- ドア
など、家の設備や建具全ての仕様を決めます。
間取りも迷いますが、住宅設備関係もかなり迷います。
標準の仕様よりオプションの仕様の方が、見た目も機能性も良いのは間違いないです。
このオプション金額をどれだけ抑えれるかで、施主力が試されますね。
我が家のオプションランキングと、あって良かった間取りや設備についても、ぜひご覧ください。
第四回設計打ち合わせ(所要時間:3時間)
続いては、照明について決定していきます。
とは言っても、照明位置をイチから決めていくのではなく、設計があらかじめ照明位置を決定した『電気提案図面』を基に決めていきます。
こちらが電気提案図面となります。
もうごちゃごちゃ通り越して、何が何だかわかりませんよね。
家づくりブログやSNSなどで「電気打合せで力尽きた」と、投稿している方が多い理由がわかりますよね。
ただ、この電気打ち合わせで『コンセントの位置』についても決めます。
コンセントの位置の後悔は、ランキング上位に必ず食い込んできます。
ここが踏ん張りどころなので、頑張って決めましょう。
コンセントのオススメ位置についてはこちらでまとめています。
第五回設計打ち合わせ(所要時間:3時間)
第五回設計打ち合わせでは、間取り図面と電気図面の最終確認を行なっていきます。
毎日のように、間取り図面や電気図面と睨めっこしていると、修正箇所が沢山出てきます。
設計士のレスポンスも早い訳ではないので、回答が返ってきやすいタイミングに、質問漏れが無いように『家づくりノート』記載するようにしましょう。
一条工務店は、フィリピンの工場で構造計算する際に、間取り図面の細かい位置などがズレている可能性が高いです。
我が家は、図面ミスを4つ修正すると、違う場所が5つ間違って返ってくる始末でした・・・。
フィリピンから返却される図面は、特に注意して確認するようにしましょう。
図面に記載できない細かいこだわり等は、施工連絡表に記載されています。
施工連絡表は設計士に欲しいと言わないともらえないので、必ず貰うようにしましょう。
最終打ち合わせ(所要時間:3~5時間)
最終打ち合わせは、『最終仕様確認』を行ないます。
最終仕様確認では、
- 間取り図面
- 電気図面
- 照明仕様書
- 住宅設備仕様書
- 配置図
の全ての仕様を確認します。
この仕様確認が終われば、『工事着手承諾』となり、フィリピンの工場へ製作依頼がされます。
工事着手承諾以降の変更については、変更手数料として3万円が掛かってしまうので、注意しましょう。
我が家は、工事着手承諾後に間取り変更を一ヵ所行ないましたが、タイミングが早かったため、変更手数料無しで出来ました。
他のハウスメーカーや工務店も比較しよう!
家づくりは、展示場で初めて訪れたハウスメーカーや工務店を選ぶ確率が高いです。
そんな簡単に決めないし!
と、思うかもしれませんが、本気で家づくりを考えている時の、営業トークの力の入れ具合はハンパないです。
こちらも本気だからこそ、熱心に質問をしてしまい、最初に訪れたハウスメーカーや工務店を、すごく良く思ってしまいます。
その証拠に、2番目に訪れたハウスメーカーや工務店はマイナスに感じませんでしたか?
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打ち合わせが終わったら何をする?
最終打ち合わせが完了し、工事着手承諾が完了したら、建物に関しては何もすることはなくなります。
ですが、建物以外についてもやらなければならないことがあります。
それは、『外構について』です。
私は間取りで力尽きてたので、外構に関しては営業に丸投げしていました。
ですが、そのせいで金額が高くなってしまいました。
我が家の外構についてはこちらでまとめています。
外構の見た目に関しては、全く文句はないのですが、やはり金額は外構業者によってマチマチです。
境界ブロックを壊してしまい修理した際に、外構業者の一括見積を利用してみました。
一括見積をした結果、知り合いの外構業者から提示された見積より、3万も減額することができました。
たった1個のブロックを修理するだけでこの差なら、外構全体になると50万~100万の差になってもおかしくはありませんよね。
また、外構デザインについても、外構業者それぞれに特徴があるのを知っていますか?
自分の好みの外構デザインじゃないと思っても、「金額のためなら・・・」と我慢すると、住んでから後悔する可能性が非常に高いです。
複数に一括見積をすることで、自分好みの外構デザインを見つける可能性も高くなるので、ぜひ一度ご利用してみてはいかがでしょうか?
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まとめ
一条工務店の打ち合わせの流れについてご紹介しました。
結構ざっくりとしたまとめとなってしまいましたが、それぞれの打ち合わせの具体的な指摘事項については、アメブロに投稿しているので、そちらをご覧いただきたいです。
家づくりの失敗の8割は『間取り』によるものです。
今後一生住む家となるので、プロに「あなただけの間取り」を作ってもらい、自分の間取りに活かしましょう。
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