家づくりでは、ハウスメーカーや工務店選びに本当に悩みますよね。
- 耐震性や断熱性などの「性能」
- 間取りの自由度
- 外観デザイン
- アフターサービス
- 総額の費用
など、検討するポイントが多すぎて、最終的にどこを選べば良いのか分からなくなる方がほとんどだと思います。

見るところが多すぎてわからない・・・。
我が家も最終的には一条工務店を選びましたが、その前に
- セキスイハイム
- ヘーベルハウス
- 住友不動産
- アイ工務店
- アキュラホーム
と比較検討してきました。
この記事では、一条工務店と上記5社を
- 価格(坪単価)
- 性能(耐震性・断熱性・省エネ性)
- 設計の自由度
- メンテナンス性
といった観点から比較し、
- それぞれどんな特徴があるのか
- どんな人に向いているのか、向いていないのか
- 最終的に一条工務店を選んだ理由
までまとめています。

具体的に比較したから参考にしてね。
複数社で迷っている方は、ぜひ判断材料として役立ててみてください。
▼一条工務店関連オススメ記事はこちら。
一条工務店と他ハウスメーカーの比較

家づくりは複数のハウスメーカーとの比較をすることが大切です。
しっかり比較検討しハウスメーカー選びをしないと後々後悔してしまいます。
僕が家づくりをしていた際は以下のハウスメーカーと比較しました。
それぞれのハウスメーカーの特徴と比較についてご紹介します。
▼忙しい人向け!
それぞれの会社には特徴があり、価格・性能・自由度・ブランド感・施工品質の、どれを優先するかで向き不向きが分かれます。
- 安心感重視 → 大手(セキスイ・ヘーベル)
- デザインと価格のバランス → 住友不動産
- 自由度・提案力 → アイ工務店
- 価格重視 → アキュラホーム
- 性能特化・住み心地重視 → 一条工務店
| メーカー\項目 | 価格(坪単価) | 性能(耐震性・断熱性・省エネ性) | 設計の自由度 | メンテナンス性 |
| 一条工務店 | ||||
| セキスイハイム | ||||
| ヘーベルハウス | ||||
| 住友不動産 | ||||
| アイ工務店 | ||||
| アキュラホーム |
一条工務店のスペックについて

まず比較する一条工務店のスペックについて簡単にまとめます。
※スペックについては主力商品であるiシリーズを基に作成します。
| 一条工務店のスペック | |
| 坪単価 | 57.5~84万円 |
| 構造 | 木造 |
| 構法 | ツインモノコック構法 |
| 耐震性 | 耐震等級3 |
| 断熱性 | 最高等級7 |
| 省エネ性 | 一次エネルギー消費量等級6 |
| 設計自由度 | 低い |
| 住宅設備 | 一条オリジナル設備 |
| 標準仕様 | 全館床暖房・24時間換気システム |
| 窓サッシ | 防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ |
| 外壁材 | 石目調ボーダータイル ハイドロテクトタイル |
| メンテナンス性 | 非常に高い |
| 保証 | 最長30年保証 |
【向いている人】
- 『冬暖かく夏涼しい家』を最優先し、性能と住み心地を重視する人
- 規格の制限が多少あっても、性能とメンテ性の良さを取れる人
【向いていない人】
- 間取り・デザインの自由度を高く求め、細かい仕様を柔軟に決めたい人
- 価格を最小限に抑えたい、または“見た目の高級感”を強く求める人
最終的に一条工務店にした『決め手』は?
一条工務店とアイ工務店を比較した結果、我が家の最終判断としては『一条工務店』に決めました。
決め手はいくつかはありますが、一番はやはり『性能面』がトップクラスだからです。
以下で代表的な決め手を紹介します。

僕の決め手は大きく分けて3つ!
圧倒的耐震性の安心感
工場見学や担当者と話した時に、耐震等級3は『当たり前』の考えで、安全性を追求する姿勢に心を打たれたと同時に、強い安心感を感じました。
日本は地震大国で、いつどこで大地震が起きてもおかしくはありません。
政府地震調査研究推進本部によると、南海トラフ巨大地震の今後30年以内の発生確率を、これまでの「80%程度」から「60~90%程度以上」に見直しています。
南海トラフで発生する地震 | 地震本部

前まで住んでた賃貸だと絶対倒壊してたよ・・・。
『新築を建ててもすぐに倒壊してしまった』となったら目も当てられませんし、倒壊しなくとも同じような生活ができなくなっても困ります。
一条工務店は、『災害に見舞われても現状通りに生活できる家』を目指して家づくりをしてくれているので、ここで建てようと決めました。

子供が小さいから絶対に守らなきゃ!
全館床暖房の快適さ
全館床暖房の快適さは、『宿泊体験』で初めて実感しました。
一条工務店では、仮契約後に実際の一条工務店の住宅に宿泊ができる『宿泊体験』ができます。
僕の時では一人当たり4,000円の食事代が出たので、良いお肉を買って焼いて食べました。
吹き抜けからどの程度臭いが広がるかのチェックも兼ねています。
僕が宿泊体験をしたのは、12月の雪がちらついている日でしたので、家に入った途端『こんな暖かいのか!』と驚きました。

玄関から暖かい家なんて初めてだった!
賃貸に住んでいる時はリビングに行くまで寒く、リビングのドアをすぐに閉めないと『寒いから早く閉めて!』怒られたものです。
全館床暖房では、玄関・トイレ・風呂も同じように暖かいので、全部のドアを開けっぱなしでも怒られることはなくなりました。

ドアを閉めるストレスはなくなった!
充実したオリジナル住設
キッチンやドレッサー、浴槽など、住宅設備は様々なメーカーから沢山出ていますよね。
正直多すぎて迷うレベルです。

あれ?このメーカーからはこのキッチンだっけ?
どれが評価良いんだった?

見た目が良いのは高いし迷っちゃうよね。
一条工務店では、オリジナルの住宅設備を扱っており、下記のように選ぶ商品によって住設グレードが異なります。
- グランスマート・グランセゾン:グレイスシリーズ含む全シリーズ
- アイスマート・アイキューブ:スマートシリーズ(グレイスシリーズは不可)
- アイキューブ・ハグミー:ラシックシリーズ(グレイスシリーズ・スマートシリーズは不可)
一見すると『選ぶ種類少ないから嫌だ』と思うかもしれませんが、実際に見てみると見た目も性能も非常に良いです。
特にグレイスシリーズは、個人的にめちゃくちゃ可愛いです。
加えて、「他メーカーだと導入に何百万かかるの?」というレベルの住設のほとんどが標準仕様なので、タダで導入できるのです。
僕の妻は、住設の可愛さで一条工務店に決めました。

デメリットを挙げるとしたら他の施主と同じってところくらいかな?
▼一条工務店の住設関連の記事はこちら。
見積額で判断するのが最重要
一条工務店とアイ工務店を比較すると、価格・性能・間取り自由度など、見れば見るほど「どちらが正解なのか」が分からなくなるものです。
僕自身も家づくり中に感じたのは、
『ネットの坪単価はあくまで目安で、自分の土地条件・希望間取りだと全く違う金額になる』
ということでした。

坪単価だけで計算すると後悔するよね。
実際、同じ30坪でも「土地の形状」「日当たり」「希望する設備」によって、見積りが50万〜150万円平気で変わります。
ここを数字で把握しないまま比較すると、後から「こんなはずじゃなかった…」となる可能性が高いです。

どうやったら正確な見積額が分かるの?
そこでおすすめなのが、『間取り・見積り一括依頼』です。
- あなたの希望条件を入力するだけで、複数メーカーから 実際の見積り を作ってもらえる
- 一条工務店を含む気になるメーカーにも依頼できる
- 「自分の条件で建てるといくら?」が数字で分かる
ネットの情報では絶対に分からない、『あなたの場合の現実的な金額』が手に入るので、比較の精度が段違いです。

最終的な判断はやっぱり金額だよね。
僕が家づくりを終えて振り返った時に、最終的に建てようと判断したのは『複数社の見積りを同じ条件で比較したこと』でした。
これがあるだけで、迷いがスッと消えます。
後悔しない判断をしたい方は、一度取り寄せて数字を見比べてみるのが確実です。
簡単3分で一括見積依頼ができます。
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では、以下から一条工務店と他メーカーの比較を始めます。
一条工務店とセキスイハイムの比較

セキスイハイムは積水化学工業の住宅ブランドである積水ハウスと名前が似ていますが、
積水ハウスから独立したのがセキスイハイムとなります。

担当者に聞いたら方向性の違いって言ってたよ。

ミュージシャンみたいだね(笑)
特徴としては住宅を一つ一つのユニット毎に分割する「ユニット工法」という独自の工法を採用しており、
強度を保ったまま壁や柱を少なくし、居室空間を広くすることができます。
また、独自工法のおかげで最短工期60日と、非常に早く工事が完了します。
僕が惹かれたのは展示場に行った際に、2.5階という小さな部屋を作ることができ、「秘密基地っぽいところで映画が見れる」と言った営業マンのセリフで興味が出ました。

秘密基地は男心をくすぐるよね!
それではスペックの比較です。
| 一条工務店 | セキスイハイム | |
| 坪単価 | 57.5~84万円 | 85~130万円 |
| 構造 | 木造 | 木造・鉄骨 |
| 構法 | ツインモノコック構造 | ユニット工法 ボックスラーメン構造 |
| 耐震性 | 耐震等級3 | 耐震等級3 |
| 断熱性 | 断熱等級7 | 断熱等級6 |
| 省エネ性 | 一次エネルギー消費量等級6 | 一次エネルギー消費量等級6 |
| 設計自由度 | 低い | 非常に低い |
| 住宅設備 | 一条オリジナル設備 | LIXLE「アレスタ」 タカラスタンダード「オフェリア」 |
| 標準仕様 | 全館床暖房・24時間換気システム | 快適エアリー(全館空調) |
| 窓サッシ | 防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ | アルミ樹脂複合断熱サッシ |
| 外壁材 | 石目調ボーダータイル ハイドロテクトタイル | 磁器タイル レリーフウォール(SFCボード) |
| メンテナンス性 | 非常に高い | 非常に高い |
| 保証 | 最長30年保証 | 30年保証 60年長期サポートシステム |
セキスイハイムの全館空調である「快適エアリー」は床下に出力の高いエアコンを配置し、
部屋全体の空調を行なうという全館空調システムとなります。
家全体の温度を一定に保ってくれるため、ヒートショックの危険がない快適な空間に住むことができます。
一条工務店の全館床冷暖房「さらぽか」と似ていますが、全館空調なので基本的にはエアコンで行なっているのが異なる点です。
快適エアリーのデメリットについてはこちらの「44のFREEブログ」さんの方で詳しくご紹介されています。
また、「ユニット工法」により、間取りの制限が非常に多いです。
結論として、僕がセキスイハイムを辞めた1番の理由としては、価格が高いから辞めることになりました。
MAX130万はハイブランド過ぎましたね。

さすがに手が出なかった。
【向いている人】
- とにかく安心感・安定重視で、大手メーカーの品質管理や保証に魅力を感じる人
- 工場生産のムラの少ない家づくりを優先し、多少価格が高くても納得できる人
【向いていない人】
- 性能とコスパのバランスを重視し、坪単価は抑えたい人
- 間取りやデザインの自由度を高く求める人
一条工務店とヘーベルハウスの比較

続いてはへーベル板でお馴染みのヘーベルハウスです。
旭化成がへーベル板と鉄骨軸組工法を組み合わせた「ヘーベルハウス」を発売したのをきっかけに、旭化成ホームズ株式会社が設立されました。
つまりヘーベルハウス(HEBEL HAUS)というのは旭化成ホームズ株式会社の商品名なわけですね。

ヘーベルハウスが会社名だと思ってた!
ちなみに「HOUSE」ではなくて「HAUS」なのは、間違いではなくてドイツ語だからです。
僕がヘーベルハウスを検討した理由は、単純に知っているブランドだったから候補としました。
2024年5月から木造版へーベルハウスとも言われる「アスハウス」が登場しましたので、ぜひご覧ください。

それではヘーベルハウスのスペックです。
| 一条工務店 | ヘーベルハウス | |
| 坪単価 | 57.5~84万円 | 70~150万円 |
| 構造 | 木造 | 重鉄骨 |
| 構法 | ツインモノコック構造 | ハイパワード制震ALC構造 重鉄・システムラーメン構造 |
| 耐震性 | 耐震等級3 | 耐震等級3 |
| 断熱性 | 外内ダブル断熱構法 | ヘーベルシェルタードダブル断熱構法 |
| 省エネ性 | 一次エネルギー消費量等級6 | 一次エネルギー消費量等級6 |
| 設計自由度 | 低い | 非常に低い |
| 住宅設備 | 一条オリジナル設備 | ヘーベルハウスオリジナル LIXIL トクラス |
| 標準仕様 | 全館床暖房・24時間換気システム | ロングライフ全館空調 |
| 窓サッシ | 防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ | アルミ樹脂複合断熱サッシ |
| 外壁材 | 石目調ボーダータイル ハイドロテクトタイル | へーベル板(ALCコンクリートパネル) |
| メンテナンス性 | 非常に高い | 非常に高い |
| 保証 | 最長30年保証 | 最長60年保証 |
へーベルハウスの特徴はなんと言ってもへーベル板(ALCコンクリートパネル)ですよね。
外壁が一択なので、一条工務店より分かりやすいです。
断熱性に関しては「ヘーベルシェルタードダブル断熱構法」という
『へーベル板とネオマフォームと言う旭化成独自の断熱材を重ねた二重の構造』
を形成しています。
これで夏は涼しく冬は暖かいを実現できるかと言ったらそうではありません。
口コミでは、やはり冬は床が冷たくなると言った声が多くあり、『鉄の熱伝導率が高いせいで冷たく感じるのではないか』ということでした。
全館空調か床暖房を取り入れると改善されますが、導入にはかなりの費用がかかってしまいます。
それになんと言っても坪単価が高いです。
当たり前ですが、ハイブランドなので我が家では手が出せませんでした。

これも清々しいくらい高かったよ。
【向いている人】
- 圧倒的な耐震・耐火性能や耐久性を優先したい人
- 将来の建て替えや災害への備えを『保険』として高品質に投資したい人
【向いていない人】
- 初期費用を抑えたい、またはランニングコスト(メンテ費)を低くしたい人
- 外観や間取りの自由度を重視する人
一条工務店と住友不動産の比較

続いては住友不動産についてです。
住友不動産と言えばマンションやビルのイメージがありますが、注文住宅も手掛けています。
モダンなデザインや高級マンションの設備などの、ビルやマンションの開発を数多く手がけてきたノウハウを強みとしています。
長期優良住宅が標準となっており、スタイリッシュなデザインの家を建てたい方はオススメのハウスメーカーとなります。
それでは住友不動産のスペックです。
| 一条工務店 | 住友不動産 | |
| 坪単価 | 57.5~84万円 | 70~90万円 |
| 構造 | 木造 | 木造 |
| 構法 | ツインモノコック構造 | ウッドパネル工法 2X6工法 |
| 耐震性 | 耐震等級3 | 耐震等級3 |
| 断熱性 | 外内ダブル断熱構法 | 内外ダブル断熱構法 |
| 省エネ性 | 一次エネルギー消費量等級6 | 一次エネルギー消費量等級6 |
| 設計自由度 | 低い | 高い |
| 住宅設備 | 一条オリジナル設備 | 住友不動産オリジナル設備 |
| 標準仕様 | 全館床暖房・24時間換気システム | 全館空調「きくばり」 |
| 窓サッシ | 防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ | アルミ樹脂複合サッシ |
| 外壁材 | 石目調ボーダータイル ハイドロテクトタイル | サイディング ハイドロテクトタイル |
| メンテナンス性 | 非常に高い | 非常に高い |
| 保証 | 最長30年保証 | 初期保証10年 最長60年保証 |
住友不動産はかなりの老舗で、1949年に会社を設立しているので、会社の信頼度は高いので安心できます。
主力商品である「J・アーバン」シリーズ、「J・レジデンス」でグッドデザイン賞を受賞し、他の商品を合わせると19年連続でグッドデザイン賞を受賞するほど、デザイン性に優れています。

19年連続はすごい!
内装に関しては外注のインテリアデザイナーと考えられるので、自分のセンスに自信がない場合でもオシャレな家に住むことができます。
ただし、大手ハウスメーカーのわりに初期保証が10年で、10年毎に有料メンテナンス工事を依頼しないと保証期間が伸びないというデメリットもあります。
また、全館空調「きくばり」は導入に230~250万円ほどかかるため、我が家は見送ることになりました。

快適性は求めたいけど導入費用が高かったかな。
【向いている人】
- 高級感のある内装・デザインを価格を抑えて実現したい人
- 断熱性能よりも“見た目の満足度”やホテルライクな仕上げを重視する人
【向いていない人】
- 性能(断熱・気密)を最優先し、住み心地を数字ベースで求める人
- 家づくりでこだわりたい項目が多く、細かな要望を形にしたい人
一条工務店とアイ工務店との比較

続いては、アイ工務店についてです。
アイ工務店の特徴としては、
- コストの低さ
- 間取りの自由度
ですね。
中二階と言われるスキップフロアや、ハーフ収納などを得意としており、ロマン溢れる家づくりをしたい方にオススメな工務店です。
ではアイ工務店のスペックです。
| 一条工務店 | アイ工務店 | |
| 坪単価 | 57.5~84万円 | 93.4~103.4万円 |
| 構造 | 木造 | 木造 |
| 構法 | ツインモノコック構造 | 木造軸組と2×4のハイブリット工法 |
| 耐震性 | 耐震等級3 | 耐震等級3相当 |
| 断熱性 | 外内ダブル断熱構法 | 硬質ウレタンフォーム断熱 |
| 省エネ性 | 一次エネルギー消費量等級6 | 一次エネルギー消費量等級6 |
| 設計自由度 | 低い | 非常に高い |
| 住宅設備 | 一条オリジナル設備 | LIXIL「リシェル」 タカラスタンダード「オフェリア」 |
| 標準仕様 | 全館床暖房・24時間換気システム | 24時間セントラル換気システム |
| 窓サッシ | 防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ | アルミ樹脂複合断熱サッシ オール樹脂サッシ |
| 外壁材 | 石目調ボーダータイル ハイドロテクトタイル | モエンエクセラード18・16 Fu-geプレミアム |
| メンテナンス性 | 非常に高い | 高い |
| 保証 | 最長30年保証 | 20年無償保証 |
アイ工務店は、ギリギリまで悩んだ工務店です。
スキップフロアに回遊動線など、理想を詰め込んだ間取りを作れるのはアイ工務店ならではだと思います。

アイ工務店は最後までめちゃくちゃ迷ったよね・・・。
懸念点があるとしたら、まだ新しい会社なので14年以上経ったお宅が無く、メンテナンス性が不透明なとことです。
また、スキップフロアなどは私達がまだ若ければ良いですが、
- 歳を取ったら段を上るのも大変
- 小さい子供には不向き
だと感じました。
それに「あいこうぶ」さんのブログで、冬はエアコンありきの快適さで、エアコンを付けていない部屋は10度前後になり、普通に寒いという実体験を綴られています。
賃貸で寒い思いをしたので、家を建てるなら子供に寒い思いをさせたくないと思い、アイ工務店を見送ることにしました。
僕達は二階建て前提でしたが、平屋を建てる方はエアコンを付けっぱなしにして全館空調ができるので、
アイ工務店を検討してみても良いかもしれません。

今は坪単価もグッと上がっちゃったよ。
もっと詳しく一条工務店とアイ工務店を徹底比較しましたので、ぜひご覧ください。

【向いている人】
- 間取りの自由度を重視し、収納計画・スキップフロアなど提案力を求める人
- 大手ほどの価格は出せないが、デザイン性・性能のバランスを取りたい人
【向いていない人】
- 断熱・気密性能を最優先し、性能の『数値の裏付け』を重視する人
- 施工の安定性(職人ムラ)やメンテ費の予測を重視したい人
一条工務店とアキュラホームの比較

最後にアキュラホームについてです。
アキュラホームは創業40周年以上で「ローコストの注文住宅」という謳い文句の先駆けのハウスメーカーです。
なぜローコストを実現できたのかというと、徹底的な作業の見直しや下請け業者の排除をしており、
「ジャーブネットシステム」
と言われる、日本最大のホームビルダーネットワークを主催し、地域工務店が参加することで中間マージンが発生しない仕組みとなっています。
「職人品質を、もっと身近に」というコンセプトを基にプロ職人集団によって家が建てられており、高品質ながら7年連続でグッドデザイン賞を受賞するほど、クオリティにも優れています。
ではアキュラホームのスペックです。
| 一条工務店 | アキュラホーム | |
| 坪単価 | 57.5~84万円 | 50~80万円 |
| 構造 | 木造 | 木造 |
| 構法 | ツインモノコック構造 | 木造軸組工法 マルチストロング工法 |
| 耐震性 | 耐震等級3 | 耐震等級3 |
| 断熱性 | 外内ダブル断熱構法 | 高性能グラスウール |
| 省エネ性 | 一次エネルギー消費量等級6 | 一次エネルギー消費量等級6 |
| 設計自由度 | 低い | 非常に高い |
| 住宅設備 | 一条オリジナル設備 | クリナップ「STEDIA」 LIXIL「AS」 |
| 標準仕様 | 全館床暖房・24時間換気システム | 匠空調・24時間換気システム |
| 窓サッシ | 防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ | Lo-E複層ガラスサッシ |
| 外壁材 | 石目調ボーダータイル ハイドロテクトタイル | KMEW「光セラ18」 |
| メンテナンス性 | 非常に高い | 高い |
| 保証 | 最長30年保証 | 最長35年保証 |
アキュラホームはローコストで高品質な注文住宅を建てることができるハウスメーカーです。
なぜ僕がアキュラホームを辞めたかというと、
- 標準の断熱材がグラスウールなので断熱性能に不安を感じた
- 全館空調である匠空調の導入に200万ほどのコストがかかってしまう
- 導入しないと寒い家になってしまうのではないか
の懸念を感じたからです。
現在「超発電の家」や「超断熱の家」などもありますが、一条工務店と比較した際に標準装備の全館床暖房と格安の屋根一体型太陽光パネルの魅力には負けました。
それに最大の懸念点ですが、前述した「ジャーブネットシステム」は一種のフランチャイズなので、依頼する工務店によって作業の品質にバラツキが出てしまうことです。

運で変わってしまうのは嫌だよね。
何千万という金額を払う上で「職人ガチャ」をする度胸は僕にはありませんでしたので、アキュラホームを見送ることにしました。
【向いている人】
- とにかく価格を抑えつつ、設計の自由度を確保したい人
- 『注文住宅らしさ』を出したいが、大手のような高価格帯にはしたくない人
【向いていない人】
- 高気密高断熱や高性能を第一に考え、暖かさ・省エネを重視する人
- 品質のバラつきや営業・施工の対応に不安がある人
まとめ
家づくりにおいて、最初に各ハウスメーカーを比較してみて強く感じたのは、
「どの会社にも強みと弱みがあり、万人にとっての正解は存在しない」
ということです。
- 性能を最優先する人
- 価格を抑えたい人
- デザインにこだわりたい人
- 自由度を求める人
- 大手ブランドの安心感を求める人
重視するポイントが少し違うだけで、最適なハウスメーカーは大きく変わります。

どこを大事にするかは人それぞれだもんね!
しかし実際に比較してみると、ネットの情報や展示場だけでは 『自分たちの場合どうなるのか』が分かりづらいのが現実です。
そこで私が最も役立ったのが、同じ条件で複数社の間取り・見積りを比べること でした。

展示場に行っても結局どれが良いか全然分からなかった…。

数字と間取りがそろって初めて違いがハッキリ見えたよ!
家づくりは一生に一度の大きな買い物です。
だからこそ、最初のメーカー選びを感覚だけで決めてしまうのは非常に危険です。
比較をしてみて初めて気付けること、見積りを取ってみて初めて分かることが必ずあります。
もし今、
- 「どこが自分たちに一番合うのか分からない」
- 「坪単価は比較できたけど、うちの条件ならどれくらい?」
と迷っているなら、まずは自分たちの条件で見積りを比べてみましょう。
数字と間取りが揃えば、今よりずっと納得してメーカー選びができるようになります。

『自分の場合』に当てはめて比較するのが重要なんだ!

自分なりに条件を出して比較をしよう!
簡単3分で他社と一括比較依頼ができます。
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