一条工務店で30坪前後の家を建てると、「実際どれくらいの費用になるのか」気になる人は多いです。
坪単価はもちろん、外構費や付帯工事を含めると総額がどの程度になるのかは、初めて家づくりをする方には分かりにくい部分だと思います。
しかし、一条工務店は設計費用の削減のために、仮契約してからではないと見積りしてもらえないです。

建てるか判断するために見積をしてもらうのにね!
僕も見積り費用についてかなり調べましたが、情報が少なすぎたので苦労しました・・・。

結局いくら用意すれば足りるの?

この記事ではそんな悩みを解決するために2025年時点の『リアルな総額』を紹介するよ。
本体価格だけで判断すると、後から追加費用が重なって予算オーバーしがちです。
この記事を読めば、一条工務店の30坪2階建てで必要な総額がはっきりイメージできるようになりますよ。

【結論】30坪2階建ての総額は2,650万〜3,100万円が目安

まず、結論からお伝えします。
2025年現在、一条工務店の30坪2階建ては 総額で2,650万〜3,100万円 が現実的なラインです。

30坪だと多くがこの範囲に収まるかな。
内訳のざっくりした目安はこちらです。
- 本体価格(坪単価×30坪):約2,070万〜2,460万円
- 付帯工事:100万〜180万円
- 外構費:150万〜350万円
- オプション:50万〜200万円
もちろん仕様・立地・オプション量によって変動しますが、「総額2,700〜3,000万円前後」は最も多いゾーンです。

外構費ってこんな高いの…?

そうだね。
外構は土地条件によって差が出やすいから必ず計算に含めよう。
外構費用を抑えるための裏技も色々まとめていますので、ぜひこちらもご覧ください。
グランスマートの坪単価は?

一条工務店は尺モジュール(坪)で間取り作成を行いますが、見積は㎡計算で算出しているので少しややこしいです。

つまりどういうこと?

見積額が㎡単位で出てくるから何坪かわかりずらいってことだよ。
当時の㎡単価は¥219,148ですので、坪単価に直すには㎡単価を「0.3025」で割ります。
219,148÷0.3025=724,456.198
つまりグランスマートの坪単価は「約72.4万」ということになります。
(僕は2022年12月に仮契約しましたので、グランスマートキャンペーン価格です)

仕様差やキャンペーンによって多少上下するけど、だいたいこのくらいかな。
一条工務店は毎年のように価格が改定されており、2025年も上がり続けています。
現在の主力商品(グランスマート・アイスマート)の坪単価は80万〜82万円が目安です。
商品別の坪単価は以下になります。(2025年11月更新)
『わたしの家づくり』様にも記載があります、ぜひご覧ください。
グランスマートの総額は?
家づくりの費用は、残念ながら坪単価だけではわかりません。
上記の目安となっている坪単価は「建物本体に対する単価」だからです。
一条工務店で家を建てる上で、必要になる金額の項目は以下になります。
- 建物本体工事費用
- 建築申請その他業務諸費用
- 付帯工事その他排水等費用
- 標準仕様外工事費用(オプション費)
- 太陽光発電システム費用
以上の5項目の合計が建物工事費の総額となります。

この部分を入れずに見積りを見ると、後から予算が足らなくなっちゃうよ。

最低100万円は必ず見ておくほうが安全だね!
それでは詳しく見てみましょう。

①建物本体工事見積(2,300万円)

我が家の施工面積は104.96㎡で、それを坪数に直すと31.75坪となります。
その金額ですが、㎡単価が219,148円なので
104.96 X 219,148=「¥23,001,774」
となりました。
そこから法人割引で2割引きで¥22,541,739となっています。
②建築申請・その他業務諸費用(45万円)

この金額は確実に掛かってくるので、皆さん変わらない箇所です。
しかし、2025年から建築基準法改正に伴い、建築確認申請のコストが増加するとのことです。

また価格が上がっちゃうの?
③付帯・屋外給排水・雨水排水・浄化槽・ガス配管工事費用(180万円)

この金額も確実に掛かってくるので、皆さん変わらない箇所です。
浄化槽については各市町村によっては補助金がありますが、一条工務店側が申請してくれるか営業に確認しましょう。
2024年7月からはこの項目が10%ほど値上がりしています。

少しでも安くするために補助金は上手に活用しよう!


④標準仕様外工事費用(127万円)

このオプション費用が、施主側が切り詰めていけるところです。
どれだけオプションを採用するかで金額が跳ね上がりますので、慎重に選びましょう。

単体が安いオプションもチリツモで高額になっちゃうから注意!
ただし、「地盤改良費用(ソイルセメント等)」は一条工務店が地盤調査した結果、必要と思われる費用を記載してきます。
これは耐震性にかなり影響してくるので削ったりはできません。
我が家の採用オプションに関してはこちらの記事でまとめております。


⑤太陽光発電システム費用(200万円)

こちらの金額は、どれくらいにするかで金額がだいぶ変わってきます。
我が家は当初、太陽光一体型屋根が「6.45kW」分しか載っていなかったのですが、
全面を太陽光一体型屋根にした方が将来のメンテナンスが楽になると思ったので増やしました。

採用しない場合は太陽光に似せたダミーの屋根になるよ。
初期費用は掛かりますが、リターンはその分大きいですし、乗せれるだけ乗せても損はないでしょう。
それに、一条工務店の太陽光パネルは格安なのは間違いありません。
わがままを言うとしたら、蓄電池を2個付けした方が電気代が安くなるので追加しておけば良かったです。
蓄電池本体の価格は1個当たり、税抜き60万円となります。

建物工事合計(3100万円)

こちらが上記①~⑤の費用を合計したものになります。
中でも④と⑤を以外は施主側では減らせない金額です。
建物工事費+太陽光発電システムの合計(総額)が
¥31,699,765
となりました。(上記の画像は古いやつなので金額は多少異なります)

うん、高い!
グランスマートの総額の坪単価は?
さて、先程建物に関しては掛かってくる費用が分かったと思います。
では、気になる建物本体総額の坪単価をご紹介します。
ずばり「約98万/坪」となりました。
2025年現在では、さらに10万円ほど坪単価が値上がりしています。
・・・改めて計算したら結構な金額になっていますね。

ここまできたら払うしかなくなるけどね。

でも楽しみの方が大きいかも!
外構費は150〜350万円を見ておこう!
外構費は土地条件により変動が激しい部分です。

どうして外構費ってこんなに幅があるの…?

土間コンクリの面積や境界工事が大きな要因だね。
外構費の主な内訳
- 駐車場コンクリ
- 玄関アプローチ
- フェンス
- ブロック
- 植栽
- ポーチ階段
- 門柱
- 砂利敷き
駐車場2台分をコンクリートにすると、それだけで50〜80万円ほどかかります。
外構予算は絶対に軽視しないほうが良いです。

うちは外構予算を100万にしてたから完全に予算オーバーだったよ・・・。
外構費については、実際の金額感をつかむとイメージがしやすくなります。
我が家のケースでは、外構費270万円の実例を詳しくまとめていますので、外構の内訳が見たい方はこちらもご覧ください。

30坪ならではのよくある後悔ポイント
30坪は一般的に『コンパクトハウス』と呼ばれる住宅サイズです。
コンパクトハウスならではの、よくある後悔を下記でまとめておきます。
- リビングが狭く感じる
- 収納が足りない
- 洗面所が窮屈になる
- 階段下収納の使いづらさ
- キッチンの配置ミス
- 子供部屋のサイズ不足

全部当てはまりそうで怖い…。

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家は一度建ってしまうと、そう簡単にやり直せないので、不安がつきものですよね。
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グランスマートの評判まとめ!

グランスマートは、一条工務店の中でも最上級グレードです。
しかし、
- 『最上級に見合った商品なのか』
- 『本当に建てて良いのか』
不安になりますよね。
下記では、僕の実体験とSNSを通じて知り合ったグランスマート施主様からの評判をまとめましたので、ご紹介致します。
グランスマートの良い評判
まずは、グランスマートの良い評判をご紹介します。
良い評判①一条工務店住設の全てが選べる!
一条工務店は商品によって、選べる住設やオプションが違います。
例えば、
- グランスマート・グランセゾン:グレイスシリーズ含む全商品
- アイスマート・アイキューブ:スマートシリーズ(グレイスシリーズは不可)
- アイキューブ・ハグミー:ラシックシリーズ(グレイスシリーズ・スマートシリーズは不可)
のように、標準で選べる住設が違ってくるのです。
また、外観に関係するグレイスタイルやデザインルーバーなども、グレイスシリーズの一部となります。
グランスマート・グランセゾンを選ぶことで、『商品によって選べない!』ということがなくなるのが良いという評判を集めています。

一条工務店は、ほとんどオリジナル住設だからこそグレードの違いが見えやすいよね!
アイスマートでグレイスキッチンを導入すると三桁万円かかると言われています。
良い評判②グレイスシリーズが可愛い!
グレイスシリーズの主な住設は、
- グレイスキッチン
- グレイスバス
- グレイスドレッサー
- グレイスシューズボックス
となり、木目調のデザインになります。

我が家は採用時期の関係でグレイスバスはできなかったよ・・・。



グレイスシリーズは、他のシリーズに比べて高級感や機能性が優れていますが、何より見た目が(個人的に)ドタイプです。

むしろグレイスキッチンのためにグランスマートにしたくらいだよね。
ちなみに、我が家の採用したグレージュカラーの住設がこちらです。




グレイスシリーズのカラーラインナップは、
- ダーク
- グレージュ
- サンド
- ホワイト
の4種類に加え、それぞれの住設ごとにカラーを選択できます。
グレイスキッチンに関しては、2025年に『BLACK LABEL(ブラックレーベル)』が新登場し、黒を基調としたナイトストーンのカラーが追加されました。
気になる方は下記記事をチェックしてくださいね。

グランスマートの悪い評判
続いては、グランスマートの悪い評判をご紹介します。
悪い評判①モクリアが傷付きやすい!
グランスマート・グランセゾンには、通常オプション品である高級フローリング『モクリア(MOQULIA)』が標準仕様となります。
しかし、シートフローリングの特性上、何か鋭い物を落とすとすぐにフローリングが抉れてしまうのです。

我が家は入居初日でドライバーを落として抉れたよ・・・。
我が家は、シートフローリングを保護するためにフロアコーティングを行ないましたが、当然固い物を落としたら保護を突き破ります。
子供が小さいご家庭は、傷が付くこと前提で30年無料補修サービスが付いた『森のしずく』でコーティングするのがオススメですよ。

悪い評判②坪単価が高すぎる!
グランスマートは最上級グレードだけあり、かなり高額な坪単価となっています。
我が家が建てた2022年のキャンペーン価格でも『坪単価が高い』と感じていましたが、現在は値上げのせいで非常に高くなってしまいました。

もともとミドルコスト帯のハウスメーカーだったはずなんだけど…。
他の工務店と比較した際、制限の多い一条工務店の方が高いのが悪い評判に繋がっていると思えますね。
一条工務店と他ハウスメーカーの比較は下記の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。


30坪の見積りは『プロ目線』のチェックが最も安心

家づくりで失敗しやすい原因の多くは、「初期の見積りが甘かった」という点にあります。

外構費・オプション・付帯工事を入れた総額ってなかなか分かりづらいからね。
この記事を読んで、「自分の見積りが妥当なのか知りたい」という思いが強くなった人も多いのではないでしょうか?

うちの総額って高いの?普通なの?

第三者のプロが『無料で間取り+見積り』を出してくれると、比較が圧倒的にラクになるよ!
プロに依頼をするだけで、
- 最新の価格で見積り作成
- 30坪前後の実例比較が可能
- 間取り改善ポイントも教えてくれる
- 外構費の目安も一緒に出せる
- 資金計画書も出してくれる
- 同コスト帯の他メーカーも比較可能
- 土地探しまで完全サポート
少なくともこのくらいはメリットがあります。

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まとめ
やはり、家づくりは大金が掛かるということが改めて実感することになりました。
しかし、ずっとこのまま賃貸で良いのかと自問した時に、『絶対お家作りした方が幸せになる』と思いましたので、後悔をしていません。

子供が元気に走り回れるお家にしてあげたいもんね!
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してみてくださいね。
他にも一条工務店グランスマートの30坪ハウスの
- 土地費用
- 建物費用
- 外構費用
の全体にかかった総額を知りたい場合は下記からご覧くださいね。

