我が家の家庭菜園も2年目に突入しまして、今年も家計を助けるために野菜を育てています。
前回は畑の土がカッチカチだったのですが、今回はそこまで土壌改良に力を飢えなくても良さそうなので一安心しています。
最初は雑草すら生えない土壌だったのですが、こんなにも雑草がびっしりと生い茂るようになりました。


雑草は雑草で抜くのが大変なんだけどね・・・。

植物が育つ土になったって考えよ!
前回の畑の状況をまとめた記事がこちら。

しかし、安心ばかりしてはいられません。
前回のトマトを育てて食べた時に思ったのが
『トマトが全然甘くないんだが!?』
ということです。
色々調べてみると、トマトを甘くする方法は大きく分けて3つあり、
- 日光を沢山当てる
- 水やりを控える(節水栽培)
- 塩水を与える
という方法があるそうです。
日光を沢山当てることに関しては、我々下界の民にはどうすることもできませんし、塩水は他の作物にも影響を与える可能性があります。

選択肢はあってないようなものだよね。
ですので、必然的に取れる選択肢は節水栽培ということになります。
が、夏と言えば何が来ますか?
そう、『梅雨』です。
いくらこちらがストレスを与えようと水やりを控えても、天は恵みの雨をこれでもかと降らせ続けます。
天が雨を降らせ続けた結果、トマトは裂果(実が割ける)や糖度不足に加え、根腐れなどの病気を引き起こすのです。

梅雨は良いことない!
その対策として、
『雨よけを自作してみよう!』
と考えたわけです。
そして完成したのがこちらです。


自作でも全く問題ないくらいの性能がありますし、春の強風を耐えきった実績もあります。

上手く作れて良かった!
今回は、
- 格安で雨よけを自作する方法
- 家庭菜園2年目の畑の状況
を写真付きで紹介したいと思います。
格安で雨よけを自作する方法

さて、早速雨よけの自作方法を紹介していきたいと思いますが、今回の雨よけは主に露地栽培を対象としています。
プランター栽培の方や袋栽培の方は作れないので注意してくださいね。
必要な道具や材料
まずは必要な道具や材料の紹介です。
畑の大きさによって必要な材料は増減しますが、屋根にするビニール(透明マルチ)の幅によって調整できるので、安心してください。
1.透明マルチ
透明マルチは屋根の代わりに使用します。
僕の場合は95cm幅を使用しましたが、幅が大きくなれば支柱間が広く済むので、お好みで選んでください。
長さに関しては10mもあれば十分です。
具体的な内容は下記『作り方』にて説明します。
2.アーチ支柱
こちらが主軸になるアーチ支柱です。
何個必要になるかですが、透明マルチの幅-10cmを目安に考えて買いましょう。

「どういうこと?」と思った人は最後まで見てくれたら分かるよ!
高さは2m程度あれば十分ですが、身長が低めの方は180cmでも良いです。

トマトをどれくらいの高さで摘心するかで決めても良いね!
『上記のアーチ支柱だとデカすぎて邪魔!』という方は、強度は若干下がりますが、下記のジョイントとトンネル支柱を組み合わせることで分解した時に省スペースにできますよ。
支柱の径(ファイΦ)を間違えない様に注意しましょう。
3.支柱(ストレート)
こちらが補強材の代わりになるストレートの支柱です。
太さ(径)はなんでも良いですが、太い方がより強度が上がります。
必要な本数は最低9本ですが、強度が心配な方は12本準備しておくと良いでしょう。

僕は12本使ったよ!
長さに関しては、『透明マルチ+10cm程度』を目安に考えると良いです。
4.パッカー
透明マルチを支柱に固定するための道具(パッカー)です。
基本的にはアーチ支柱側に固定するため、アーチ支柱の径を確認しましょう。

ロックを掛ければガッチリ固定されるよ!
必要な個数は最低16個あれば良いですが、心配な方は余分に買っておいても良いかもしれません。
5.結束バンド
結束バンドは支柱同士を固定するために使用します。
支柱クリップなどもありますが、高価なので結束バンドでも十分です。
野菜の枝の誘引もできるので、沢山持っていても困る物でもないでしょう。

結束バンドは万能だよね!
雨よけの作り方
必要な道具が分かったら、続いては作り方を解説していきます。

下手だけど図を描いたから参考にしてね!
1.アーチ支柱を立てる

まずはアーチ支柱を均等に立てていきます。
ここで注意ポイントですが、アーチ支柱間は『透明マルチの幅より短く』する様にしましょう。
例えば、透明マルチの幅が950mmだった場合、左右50mmを余らせる様にします。
なので、アーチ支柱間は850mmになるように立てていきましょう。

マルチを余らせないとパッカーで固定できなくなんだよね。
透明マルチの幅が長ければ長いほどアーチ支柱間が広くなりますので、畑の規模が小さい場合はアーチ支柱2本でも済みます。
ただし、アーチ支柱が広すぎると強度が不足しますので注意しましょう。

雨よけの天敵は風だから強度も必要だよ!
2.アーチ支柱とストレート支柱を固定する

続いては、4本のアーチ支柱と3本のストレート支柱を固定していきます。
上図では1本のストレート支柱に見えますが、3本使用しているので注意してくださいね。

下手で申し訳ない・・・。
結束バンドを使い、ストレート支柱を1本ずつアーチ支柱に固定していきましょう。
コツとしては、結束バンドを仮止め(ゆるく)してアーチ支柱がまっすぐに立っていることを確認しながら行いましょう。

ここで曲がっちゃうと雨が上手く流れずに溜まっちゃうよ!
結束バンドの仮止めは、3本のストレート支柱の位置が決まったら固定するので、まだ締め付けないようにしましょう。
1本目の位置が決まったら、同じように残り2本の位置を決めましょう。
全ての位置が決まったら、アーチ支柱が曲がっていないか最終確認して、問題ないなら結束バンドを締め付け固定しましょう。
引き続き下図のように、アーチ支柱とストレート支柱を固定していきますが、支柱がズレる心配がないのでそこまで難しくはない作業となります。


高さだけ合わせるように注意してね。
続いては、同じように前面の固定をしておきます。
上図の作業とこの部分に透明マルチを固定していくので、高さを合わせるようにしましょう。
風の心配があまりない場合は、補強はここまででOKです。

風が心配な場合は、この下側も固定しておきましょう。
どうしても心配な場合だけでいいので、なくても問題ありません。


僕は念のため固定したけど、あんまり必要なかったかも?
3.透明マルチを貼る

では最後に、透明マルチを固定していきましょう。
奥側の位置を決めてパッカーで固定して、前側に持ってくるとやりやすいです。

1人でもできたけど2人いた方が作業はしやすかったよ。
ここでの注意点ですが、下の写真のように透明マルチが交差してしまう部分がありますが、なるべく透明マルチが緩まないようにしましょう。

ビフォーアフター
では、ビフォーアフターをお見せしたいと思います。
before

雨が直接降り注ぐ畑だったところが、
after
なんということでしょう。
立派な雨よけが完成したではありませんか。(某番組風)


と、冗談はさておき、これで雨よけの完成となります。

これで甘いトマトが食べれるぞ~!

でもある問題が出てきたんだよね・・・。
雨よけの問題点
勘が鋭い方は既にわかったかもしれませんが、この雨よけには問題があるのです。
それが、避けた雨が結局畑に入ってる問題です。
雨よけを横から見た図です。

ここに雨が降った場合、どうなると思いますか?

そうなんです、結局畑にポタポタ水が垂れてしまうのです。

えぇっ!これじゃ意味ないじゃん!!
せっかく雨よけを作ったのに水が畑に入ったらなんの意味もない、と思いますよね。
ぶっちゃけると、トマトの根は深さ1m幅1~2mほど伸ばすと言われているので、多少雨よけを作ったところでトマトは水を吸ってしまいます。
節水栽培をしようとしても、ハウス栽培でもない限り露地栽培は不可能ですね。

ならなんのために作ったの?

雨が降って実や葉に水が当たらないだけでも病気を防げるからね!
黒マルチなどのマルチングを広めにとっておけば吸収する水の量も少なくて済むと思いますが、上から当たらないだけでも効果的だと思いますよ。
また、畝を高めに作っておくことでも水の量を少なくすることもできます。

トライ&エラーも家庭菜園の醍醐味だよ!
おまけ

本題とは関係ありませんが、今回僕が育てている野菜を紹介します。
粘土質だった土壌でどんな野菜を育てることができるのかなども、参考にしていただけたらと思います。
育てている野菜の紹介
1.キュウリ【サントリー本気野菜 強健豊作】

家庭菜園の代表的な野菜である「キュウリ」を前回に引き続き育てています。
接木苗は購入価格が高いですが、初心者はオススメですよ。
前回は2株育てて数えきれないくらいの量が収穫できて余りがちだったので、今回は1株のみ育てることにしました。

キュウリは失敗が少ないし何度も取れるから良いね!

現在はぐんぐん成長し、小さな実も付き始めてきたので収穫が楽しみでもあります。
2.ミニトマト【農業屋 CFプチぷよ】

こちらも家庭菜園の代表的な野菜であるミニトマトです。
このCFプチぷよは、実の皮部分がとても薄くて赤ちゃんのほっぺみたいにぷよぷよしている品種になります。
前回もこのミニトマトを作りましたが、確かにぷよぷよしていて新しい触感で驚きました。
こちらも接木苗で病気にも強く失敗が少ないため、初めて家庭菜園を始める方にオススメできますよ。

甘みもあって美味しかったよ!

こちらも順調に育っており、2番果が付いてきています。
もう少し大きくなったら1回目の追肥を行ないたいと思います。
ちなみに、プチトマトとミニトマトの違いですが、ミニトマトの中でも特に流通した品種がタキイ種苗が開発した『プチトマト』という品種名で、販売終了した今もその呼称で呼ばれてるみたいですね。

なら特に違いはないってことだね。
3.ミニトマト【KAGOME ぷるるん】

こちらも家庭菜園の代表的な野菜であるミニトマトです。
こちらはKAGOMEが開発した、『果実の皮がとても薄くまるでサクランボのような新食感のまったく新しいトマト』というフレーズのミニトマトです。
CFプチぷよと似ていますが、触感の違いがあるか比較したいため育てることにしました。

どっちが美味しいか検証します!

こちらも順調に育ってきており、2番果もついてきています。
4.ミニトマト【サントリー本気野菜 純あま】

どんだけミニトマト育ててるのって思うかもしれませんが、ミニトマト3株だけなので少ない方だと思います。

実家では11株育ててるからまだ可愛い方だね。
また、ミニトマトは取れ過ぎても冷凍保存できるので、余っても問題ないのが良いですね。
ただし、冷凍したミニトマトは触感が悪いので加熱して使わなければ美味しくないですが・・・。

こちらも順調に育っており、他のミニトマトに比べて一番成長が早いです。
純あまのキャッチフレーズが『デザート感覚の甘さ』なので、甘いミニトマトが取れることを期待しています。

やっぱ甘いミニトマトが食べてみたい!
ただ脇芽を取り忘れて成長してしまったので、2本仕立てにしたことがどこまで甘さに影響してしまうのかが懸念点ですが・・・。
5.小玉スイカ【マイクロシード ピノ・ガール】

今回雨よけを作った目的の一つはこちらのスイカを育てることです。
僕はスイカが大好きなのですが、祖母からスイカは難しいと言われて育てるのを控えていました。
が、ついつい勢いで購入してしまいました。

全く欲には抗えなかったよね。

まぁ何事も挑戦ってことで!

本葉が6枚ほど出た後に摘心し、子ヅルがどんどん伸びてきています。
このピノガールは種がほとんど気にならないくらい小さくて食べやすいとのことなので、非常に楽しみです。
6.小玉スイカ【タキイ種苗 赤 紅しずく】

こちらはふらっとホームセンターに訪れた時に見つけた小玉スイカとなります。
調べたところ、甘くてシャリシャリして美味しいとありましたので、気になって苗を買ってみました。
僕はスイカが大好物なので、早く食べられる日が来て欲しいですね。
ただ、この苗も本葉が5枚になった段階で摘心したのですが、一向に子ヅルが伸びてきません。
売れ残っていた苗なので、もしかしたら弱い苗だったかもしれないです。

苗にもアタリハズレがあるんだね。
7.メロン【松井農園 ムーンライト】

こちらもスイカと同じでチャレンジ枠になります。
以前ふらっと農業屋さんに訪れた際に、『放任可能な高糖度メロン』があるとオススメされて買ってしまいました。

オススメに弱いよね。

気になったら買わずにはいられないんだ・・・。
メロンもスイカと同じで難しいと言われたので、挑戦してみようかなと思います。
書き忘れていましたが、スイカもメロンも立体栽培を行なうつもりです。

難しいと言われたメロンですが、こちらも本葉が5枚になった段階で摘心し、順調に子ヅルが伸びてきています。
最初の子ヅルは弱いそうなので先に切ってしまって、それ以外は放任で行きたいと思います。

他の野菜と同じ手間が掛かるけど『放任』ってなんだろうね?
生ゴミを超有能肥料へ変える方法!

家庭菜園をしていると、脇芽だったり雑草だったりゴミが多く出ますよね。
我が家の畑も雑草が生い茂り、45Lゴミ袋がパンパンになるほどでした。
それに毎日料理でも生ゴミが出ますし、そのままにするとかなり臭いですよね。

この時期になるとコバエもいっぱいになるし嫌!
そんな生ゴミを乾燥させて、超有能な肥料にできるとしたら便利じゃないですか?
それがあるんですよ。
超有能な生ゴミ乾燥機が。
生ゴミ乾燥機【Loofen(ルーフェン)】

このLoofen(ルーフェン)ですが、そんじょそこら生ゴミ乾燥機ではありません。
超有能と言われる所以がこちら。
- 独自開発の活性炭フィルターが、乾燥前のにおいも強力にシャットアウト
- 生ゴミを77%削減、悪臭の原因になるバクテリアを99.9%除菌
- 電力調整AIの搭載で、低電力で効率よく乾燥が可能なため電気代も安心
- 横開きのドアで室内(キッチン)に置けるコンパクトなサイズ、お手入れも簡単
- ワンタッチで電源を入れておくだけの簡単操作、いつでも追加投入できて使いやすい
- 稼働しているのかわからないくらいの静音性(図書館よりも静か)
- レッドドットデザイン賞を受賞したおしゃれなデザインとカラー展開
- Amazon、楽天でNo.1
- 蔦屋家電大賞受賞
などなど、挙げればきりがないほどです。
その人気さは、世界で130万台売れていたり、TVに多数出演している家事アドバイザーである島本美由紀さんもオススメしているほど。

そんなこと言ってもなぁ。
無駄に高いお金払いたくないし…。
ですよね、どれだけ有能かってことが分かっても、結局は値段なんですよ。
僕も家計を助けるために家庭菜園をしているのに、そこで出費してどうすんだと思います。
ならこのルーフェンの値段がいくらなのかというと、通常価格82,800円なのです。

めちゃくちゃ高くね?

この値段は正直無理!
と思うかもしれませんが、Loofen公式ストアで購入するとなんと18,600OFFで64,200円になるのです!
・・・それでも高いですよね?
しかし、クーポンコード【loofen】を入力するだけで割引価格からさらに10,000円OFFされて54,200円になります。

んー、安くなったのは分かったけど5万円かぁ。
5万円は大金ですので、どれだけ有能でも買うのを渋ってしまいますよね。
わかります、僕もそうでした。
ですが、ここからさらに2万円割引されて3万円になったことで僕は買う決断をしました。
その割引方法が市町村の補助金を使うことです。

僕の住んでいる地域は最大2万円が補助されますので、購入金額は実質3万円で済みました。

3万円なら何とか手を出せるかも!

堆肥を買ったりコバエ取りを買うより実質安いかもしれないね。
家庭菜園をしていて思ったのは、土壌改良をするのは1回じゃ済まないということです。
野菜を育てる前に土づくりをしなくてはならず、毎年土壌改良材(バーク堆肥・牛糞堆肥・石灰)を施す必要があります。
それに野菜を育てるには肥料も必要になってきますが、化成肥料は土壌を弱くしてしまうことも・・・。
それを毎日出る生ゴミを肥料にできたら、有機肥料で栄養価も高く土壌も改善できるという一石三鳥になるのです!

心なしか野菜が美味しく感じる気がする!

それはバーナム効果・・・。
気になる人は下記ボタンから10,000円OFFクーポンをゲットしましょう!
\公式HPが最安!さらに割引クーポンも!/
まとめ
家庭菜園2年目で雨よけを作りました。
通販で雨よけを購入すると意外と高いですが、自作すると格安で作れるのでオススメですよ。
雨よけによってトマトがどう変わったのかは、また記事にしたいと思います。
