最近建築中の建物で「平屋」が建っているのを良く見かけます。
平屋は1階のみの建物の造りを指し、昔から存在する伝統的な日本家屋の作り方です。
昔=古いではなく機能性にも優れており、「一生住める家」として注目を浴びています。
しかし、調べてみると「平屋は高い!」といったことも書かれていたりしますので、一条施主目線で平屋についてをご紹介したいと思います。
「平屋は高い」は嘘?実際はどうなの?
私もお家作りをしている時に平屋にするかどうかも迷いましたので、打合せの時にいろいろ聞いたりしました。
営業からの話では平屋は建てる際に、2階建ての坪単価に+3万円ほどかかってくると言われ、理由としては
2階建てより基礎と屋根が広くなるため、坪単価が上がります。
とのことでした。
確かに30坪の総二階の建物を建てる場合だと、「1階15坪、2階15坪」なので、基礎と屋根は15坪分で済みます。
しかし、平屋で30坪を建てようとすると、30坪分の基礎と屋根が必要になってきますので、金額が上がります。
また、平屋を建てるにはそれなりの土地の広さが無いと建てられませんので、土地代も上がってしまいます。
ということは、「平屋は高い」については嘘ではなく真実ということになります。
ただでさえお家は高いから、少しでも安い2階建ての方が良いのかな?
と思ってしまいますよね?
しかし、平屋が高いのは同じ坪数で建てた場合の話なので、間取り次第では2階建てより安くなることもありますし、平屋だからこそできる良さもあります。
平屋を選ぶべき4つの良さは?
2階建てより坪数が上がってしまう平屋ですが、平屋だからこそできる良さがたくさんあります。
私の体感ですが、なぜか女性は2階建ての方が好む傾向があります。
平屋が良いという方は説得材料になるかもしれませんので、ぜひ参考にしてください。
①バリアフリーにできる!
平屋は階段が必要ありませんので、段差を極力無くすことが可能です。
上手く歩けない幼児がいるご家庭では少しの段差があるだけでヒヤヒヤしますし、子供はなぜか段差を好みすぐジャンプをしたがります。
また、今後の老後生活のことを考えると、寝る度に2階まで昇るという動作が億劫になります。
万が一車椅子生活になってしまった場合でも、階段が無いおかげですぐに対応することが可能なので安心です。
②家事楽の間取りができる!
平屋は1階しかないので、1階完結型の家事楽間取りにすることができます。
2階建てだとWICなどの収納を寝室や子供部屋に配置しがちで、わざわざ洗濯物を2階まで運ばなければなりません。
また、2階にトイレを設置した場合は、わざわざ掃除しに階段を昇り降りしなければなりませんし、定期的に水を流さないとかなり臭うようになります。
一条の家は基本的に部屋干しで十分乾きますので、WICなどをランドリールームに隣接させれば洗濯の動作がすぐに行なえます。
主婦(主夫)には嬉しい家事を時短する間取りを作ることができますよ。
我が家の家事楽間取りはこちらでまとめましたので、是非参考にしてください。
③平屋にすることで外構費用が抑えられえる!
平屋を建てる場合は、ある程度と土地の面積が必要になってしまいます。
しかし、町の中心部に平屋が建てられるほどの土地を購入するのが難しい&採光を確保できないので、中心部から離れた場所になることが多いと思います。
ですが、町の中心部から離れ、少し田舎になると売りに出ている土地が安い代わりに、かなりの広さの土地になってしまいます。
地方になると広大な敷地を持っている地主がたくさんいますが、地主もすぐ売り切りたいため、60坪~80坪、時には100坪以上など広いまま売りに出しています。
土地が分割され分譲地として売りに出ていない限りは広い土地を購入することになります。
例えば田舎で80坪ほどの広い土地を購入し、40坪の総2階の家を建てるとしたら、60坪も土地が空いてしまいます。
60坪も土地が余った場合に放置したら荒れ果ててしまうので、広い駐車場にしたり、広い庭にして防草シートや人工芝を施工したり、フェンスなどを設置したりで外構費用がかなりかかってきてしまいます。
しかし、80坪の土地で40坪の平屋を建てると40坪の土地が空くだけで済み、駐車場と少しの庭だけの外構で済みますので、費用を抑えられます。
このように建物代が多少上がっても外構費用で減額して、トータルを安く済ませることも可能です。
外構については下記にまとめておりますので、是非参考にしてください。
④耐震性が上がる!
日本は地震大国と言われていますが、最近は地震などの自然災害がより身近になっていて怖いですよね。
せっかく新しいお家を建てても地震で住めなくなるのは非常に悲しいと思います。
そこで平屋にすることで、2階建てより基礎が広く安定していて揺れずらいので耐震性が上がります。
それに寝室が1階になりますので、避難する際にも階段を下りる必要がないので安全に避難することができて安心ですよね。
また、万が一修復が発生したとしても高い足場を組み必要が無いので、費用が安く済みます。
平屋の後悔しない間取りを作るコツは?
平屋の良さは理解していただけたでしょうか?
しかし、平屋の良さが分かっても、平屋は坪数によっては高いというのは事実です。
平屋を建てる上で間取りを工夫しなければ、同じ建坪の総2階の坪単価より上がってしまいます。
金額を抑えるコツは沢山ありますが、一つずつ自身で間取りに組み込むのは非常に大変ですし、ある程度の知識が無いと沼にハマってしまいます。
一条工務店には魔の一条ルールがありますし・・・。
私は頑張って間取りを自分で考えてみましたが、やはり素人目線でしかないので、住んだ後に「ああすれば良かった」「こうすれば良かった」と後悔が少なからず出てしまいます。
しかし、プロが提案した間取りを作成してくれるとしたらどうでしょう。
後悔が少ない間取りを作れると思いませんか?
こちらのサービスを利用することで、複数の業者が無料で平屋に特化した間取りプランを作ってくれます。
そこで得たアイデアを、自身の家づくりに活かすことで、後悔のない家づくりが可能になります。
何度使用しても無料なので、ぜひ活用してみましょう。
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まとめ
総2階には総2階、平屋には平屋の良さがありますので、将来の人生設計を十分に計画して、後悔のない選択をしましょう。
土地を選ぶ際にもコツがありますので、詳しくは下記をご覧ください。