最近は住宅の性能が上がってきており、広い開口部を設けられたり、吹き抜けを作ることができたりして、お家作りにおいて更に開放感を求めるようになったと感じております。
そして一条工務店でもオープンステア(スケルトン階段)を使用し、リビング階段にすることで、より開放的でおしゃれな空間を演出することが可能になりました。
さて、そんなリビング階段ですが、当然メリット・デメリットがありますので、私がお家作りにおいて感じたリビング階段のメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
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間取り作成は、家づくりにおいて最大の難関と言っても過言ではありません。
たった数回の打ち合わせで、今後何十年と住む家が決まってしまうので、とても不安になりますよね。
それに、設計士は自分が住む家ではないので、無難なアイデアしか出してきません。
こだわった家ほど、構造的に計算しずらくなるからね。
私のハウスメーカーの設計士もそうでしたので、間取りを作る上で、ほとんど自分でアイデアを考えなければなりませんでした。
ですが、一生に一回しかない家づくりで、初心者がそんなアイデアなんて出せるはずがないですよね。
そうだそうだ!家づくりって何度もやるものじゃないから、アイデアなんて出せないよ!
でも、自分でアイデアを出さないと、『理想の家』にならないんだよね・・・。
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リビング階段のメリット・デメリットは?
結論から申し上げますと、我が家ではリビング階段は不採用です。
ですが、しっかり考えた上で不採用としたので、皆さんのご参考になれるかと思います。
それではメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
①見た目が最強にオシャレ
これは言わずもがな一番のメリットではないでしょうか。
リビングにあり必ず目に付くので、映えを意識する方はそれだけで全てのデメリットをなかったことにできる最強カードになりえます。
②2階に上がるのが苦にならない
階段が遠い位置にあった時に、もし2階に忘れ物をしたらわざわざそこまで歩き、階段を上り、また戻るために歩かなければなりません。
それがリビングに階段があることにより、抵抗なく2階へ上ることができますので、ズボラな方にはピッタリだと思います。(失礼か!)
③階段が落ち着くスポットになる
オープンステアの場合ですが、階段の中段辺りに腰を下ろすと丁度いい高さで、リビングを見渡せるので、すごく落ち着くスポットになると言っている猫のような方もいます。
そこから見渡す景色は、こだわりを詰め込んだお家なら、なおさら好きな景色になること間違いなしです。
④全館空調になる
2階とリビングが繋がっているので、2階のエアコン1台で全館空調が可能になります。
少し間取りの工夫をする必要がありますが、省エネを目指す方は良いと思います。
⑤2階にいる家族の存在を感じやすい
子供も思春期を迎えると、自分の部屋に籠ってしまうことがあります。
もし玄関に階段があった場合、子供と一度も顔を合わせることなく、1日を終える可能性もあります。
しかし、リビング階段にすることで、2階に上がる際は必ず顔を合わせなければならないので、子供の成長をあまり見ることができていないパパは良いのではないでしょうか。
⑥吹き抜けが広くなる
自分で間取りを考えると分かるのですが、階段は4マスを使うので、どこに階段を置くか配置に困ることがあります。
一条ルール的に、吹き抜けは1階の床面積の1/2以下でなくてはならないというルールがあり、階段も吹き抜けに含まれますので、余計に難しいです。
リビング階段にすれば難しい計算もしなくて済み、吹き抜けと繋げることでより開放的な空間を演出することができます。
⑦Wi-Fiの繋がりが良くなる
一条工務店ならではですが、全館床暖房のアルミパネルを敷いているためWi-Fiの電波が届きません。
平屋なら問題ありませんが、2階建ての方は情報BOXを2階の目立たないところに配置する方が多く、情報BOX内にWi-Fiルーターを設置していますので、電波がとても弱くなります。
それがリビング階段なら1階と直接繋がっているため、電波強度が落ちることがないため、Wi-Fiルーターを増設したり、メッシュWi-Fiにしなくても良くなります。
Wi-Fiルーターを増設する際は、LANカテゴリも変更した方が良いです。
この記事でルーターを配置してはいけない場所をまとめましたのでご覧ください。
デメリット
①1階⇔2階の音が筒抜けになる
リビングは部屋の中で一番騒がしいです。
そんな騒がしい部屋と2階が繋がっているため、子供のはしゃぐ声やテレビの音は否応なく筒抜けとなります。
夜勤の方は間違いなく眠れないですので気を付けましょう。
音に敏感な方はそれだけでリビング階段を不採用にできるワイルドカードとなります。
②臭いのある料理をした際、寝室まで臭う
リビングとダイニングは隣接しており、そのリビングと階段が繋がっているので、間違いなく臭いは上がってきます。
肉料理や魚料理をした日の夜は、寝室まで香りが伝わりますので、ホットプレートなどで焼肉なんてやった日には、焼肉臭に包まれながら睡眠することができます。
階段に扉を設置する、料理をする時は換気扇を回す、焼肉した時は扉を閉めるなど対策すれば、多少はマシになるかもしれません。
③2階から冷気が来る
これは全館空調のメリットと一緒ですが、冷たい空気は下に流れる性質があるため、全館床暖房がある一条工務店でも、風が流れることで少し寒いと感じてしまいます。
2階の温度を少し上げることで、降りてくる冷気を減らせられるかもしれませんし、扉やロールスクリーンを設置すると冷気の侵入を防げます。
④子供の友達が来る度にリビングを片付ける必要がある
子供の友達が来て、子供の部屋に行くときはリビングの階段を通ります。
綺麗好きの方は常に片付いていると思いますので何も問題ないですが、「リビング階段にして常に綺麗するんだ!」とあえて自分に枷を嵌めている方は続きませんのでやめた方が良いです。
子供の顔を見るためにリビング階段にしたせいで、散らかっているキッチンやリビングを見せる羽目になります。
子供にとって親がちゃんとしているか、綺麗かはステータスの一種になりえます。
リビングはくつろげる場所にしたい方は避けた方が無難かもしれません。
他のハウスメーカーや工務店も比較しよう!
家づくりは、展示場で初めて訪れたハウスメーカーや工務店を選ぶ確率が高いです。
そんな簡単に決めないし!
と、思うかもしれませんが、本気で家づくりを考えている時の、営業トークの力の入れ具合はハンパないです。
こちらも本気だからこそ、熱心に質問をしてしまい、最初に訪れたハウスメーカーや工務店を、すごく良く思ってしまいます。
その証拠に、2番目に訪れたハウスメーカーや工務店はマイナスに感じませんでしたか?
大金が掛かっていて、慎重に選ぼうとするせいで、余計に心理的にそうさせてしまうのです。
展示場に足を運ぶのも大事ですが、一度目線を変えて、客観的な視点で見ることが大事です。
しかし、毎回展示場に行くのも大変ですし、営業トークも全て真実を言っているとは限りません。
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同時並行で外構も進めよう!
家づくりは、間取りについてすごく悩みますよね。
一条工務店は『一条ルール』が多くて余計に疲れます。
あ、この間取りできないですね。
また!?せっかく良い間取りができたと思ったのにー!?
ということもザラにあります。
それに、やっと間取りが終わっても
- 住設を選び
- 壁紙を選び
- 照明を選び
と家づくりは疲れることの連続です。
ですが、何か忘れていませんか?
そう、『外構』についてです。
精魂尽きた状態で外構の打ち合わせをするなんて、無理ですよね。
もう丸任せで~って言いたくなります。
電気図面でもう力尽きました・・・
しかし、今思えば『もう少し力を入れても良かった』と後悔することも沢山あります。
SNSを見てると、他の家はキラキラしてていいなーと、余計に思ってしまいますので、過去に戻れるなら外構にも力を入れたいです。
そんな時にオススメしたいのが、外構業者に一括して依頼をできるサービスを利用することです。
外構業者って提携業者で丸任せじゃダメなの?
ダメではないけど、外構業者によって、費用もデザインも全く違うよ。
外構業者は、それぞれ価格も違いますし、得意な分野が違いますので、複数業者と相見積もりするのが常識です。
ですが、ただでさえ打ち合わせで大変な中、何社も回る時間もないですよね。
毎回、間取りの資料を印刷して、デザインが出来上がったら訪問して・・・。
もう無理!限界!
と言いたくなりますよね。
それが、外構業者一括依頼のサービスを利用することで全て解決できるなら、とても便利だと思いませんか?
一度必要な資料を送るだけで、後は勝手に複数の外構業者にデザインと見積り依頼を出して、向こうが送ってきてくれるのです。
こちらは待っているだけで良いのです。
気に入った外構デザインの業者を選ぶも良し、値段で選ぶも良し、こちらは選ぶだけで自分から動かなくてよくなるのです。
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まとめ
リビング階段のメリットとデメリットをご紹介しました。
我が家では妻が音に対してかなり過敏なので、残念ながらリビング階段は不採用となりました。
音問題さえ気にならない方はリビング階段の方が、家族の温かみがより近く考えられるので良いのかなと思います。
ただ、子供が夜泣きなどする小さいうちは、夫婦の寝室ではなく1階と2階で分かれて寝る可能性もあるので、しっかり検討しましょうね。