新居が引き渡されるのはワクワクしますよね。
僕も「やっと自分の城が建ったのか」と、とても嬉しい気持ちだったのを覚えています。
ですが、我々が引越すのと同時に招かれざる者が来ている可能性が。
そう、名前を言ってはならないあの方・・・。
あるものは『G』とも呼ぶ、憎き人類の宿敵『ゴキブリ』です。

新居には絶対入れたくない!

どっからでも入り込んでくるよね・・・。
そんなG対策として代表的なのが『バルサン』ですが、新築にバルサンが必要なのかを深堀りしていきたいと思います。

新築にバルサンは焚く必要はある?

結論から申し上げますと、基本的に新築にはバルサンは不要です。

え!?いらないんだ!
理由としては、ゴキブリを退治するのにバルサンは非常に効果的ではありますが、それは『ゴキブリが既にいる場合』です。
ゴキブリは人が住むところで生活をしているため、ある種共生とも言えます。
なので人が住んでいない新築では、ゴキブリは餌となる物がないため存在しないのです。
ただし、稀に隣家が古く、たまたま建築中に入り込んでしまう可能性がありますが、餌がないため居付く可能性は低いと言えるでしょう。
入居後すぐにゴキブリが出たら?
新築では基本的にバルサンは不要ですが、入居後すぐにゴキブリが出ることがあります。

ほら!バルサンはやっぱ必要じゃん!
と、思うかもしれませんが、ゴキブリが入ってくる原因は引っ越し後からとなります。
つまり、新居にゴキブリがいるわけではなく、引っ越しと同時にゴキブリを招き入れているのです。

招いてはいないんだけどね。
『ならどうすれば良いのか』は、ゴキブリの生態について知り、対策する必要があります。
ただし、実際の写真を見るのが気持ち悪い方もいると思うので、文章だけで解説します。
ゴキブリに詳しい方は、下の対策まで読み飛ばしても問題ないです。
ゴキブリの生態を知り対策しよう!

見るのも嫌なゴキブリですが、『敵を知り、己を知れば百戦危うからず』という言葉がある通り、ゴキブリについて知ることで対策することができます。

キモいけどゴキブリを入れないために頑張る!
その対策のために、頑張って読み進めましょう。
ゴキブリの種類は主に4種類
日本にいるゴキブリの種類は主に、
- チャバネゴキブリ
- クロゴキブリ
- ヤマトゴキブリ
- ワモンゴキブリ
の4種類です。

ゴキブリなんてまじまじと見ないから1種類だけかと思った!
ゴキブリ全体の特徴としては、下記の6つを覚えておけば良いでしょう。
- 一度の産卵で22~28個の卵が入った卵しょうを生み、一生で15~20回産む
- 幼虫から成虫になるまで脱皮を繰り返す
- 触覚が重要な役割をしていて、餌を感知する役割をしている
- 呼吸は体の表面に多数ある『気門』を使って行なう
- 視力が悪い代わりに『気流感覚毛』を使い攻撃を察知している
- メスは滅多に動かず、引きこもっている

ゴキブリは一生のうち約500匹産んでるんだ!
一般的に家庭にでるゴキブリは?
一般家庭に出没する主なゴキブリの種類は『クロゴキブリ』です。
木造の日本家屋や、湿気のこもりやすいコンクリートのアパートなどに潜んでいます。
体長は25mm~30mmほどの大型で、光沢のある黒褐色の見た目をしており、寒さに強く長生きする傾向があります。

クロゴキブリより大きいのが、ヤマトゴキブリとワモンゴキブリだよ。

全部変わらずキモいよ・・・。
どこに住んでるの?
クロゴキブリは、下水やゴミ置き場など屋外の不衛生な環境に住み着いています。

いかにもゴキブリがいそうだよね。
また、鉢植えの下や家の基礎周りにも住んでいます。
どうやって家に入り込んでくるの?
下水に住んでいるゴキブリは、主に配管を通って家の中に侵入します。
鉢植えの下や基礎周りに住んでいるゴキブリは、玄関などから堂々と屋内へ侵入することも・・・。
家に入り込んだゴキブリは、家具の隙間などに潜み餌を求めてキッチンの流し台や浴室に現れます。

ゴキブリってなんで隙間に入り込むんだろう?

ゴキブリは光を嫌う『嫌光性』と言われているよ。

なら家具の隙間に光をずっと当ててればゴキブリは来ないんじゃない?

実はそうではないみたいだよ。
虫が光に対して移動することを『走光性』と言います。光に対して向かって行くのが『正の走光性』、反対に遠ざかるのが『負の走光性』と言います。
ただし、ある中学生が『ゴキブリは走光性より走触性の方がある』という論文を出したので、興味がある方はご覧ください。
みやぎ総文2017神奈川県立平塚中等教育学校 – 「みらいぶ」高校生サイト
ゴキブリは何を食べるの?
ゴキブリは何でも食べます。
- 生ゴミ・食べ物のカス
- 新聞紙・段ボール
- ホコリ・髪の毛
- 糞便・死骸
などなど、本当に何でも食べます。

髪の毛食べるなんて、家って餌の宝庫じゃん!

一説によると、髪の毛1本で1ヶ月生きられるとかなんとか。
人間は1日に平均50本~100本の髪の毛が抜けます。
ちなみに、1日100本程度の抜け毛は一般的なので安心しましょう。
ゴキブリを来させない対策は?

新築にはバルサンを焚く必要はありませんが、家具にくっついてきたゴキブリが浸入してくる場合があります。
その場合は、
- アート引越センターの走る殺虫サービスなどを頼む
- 引越前に家具にバルサンをしておく
をしておくと良いでしょう。
\相見積もりで半額になる!/
ちなみに、最近は従来の殺虫剤でも駆除できない進化したゴキブリもいます。
そんなゴキブリにも効き目がある殺虫剤は、こちらの記事で詳しく紹介していますのでぜひ。

ゴキブリを入れさせない対策は?
家具や家電に付いたゴキブリを駆除したら、次はゴキブリを入れさせないように対策をしましょう。

それが難しいんだよなぁ。

ポイントさえ気を付ければ大丈夫!
①手洗いシンクは定期的に水を流す!
ゴキブリは下水に多く潜んでおり、排水パイプを通して侵入してきます。

排水パイプには排水トラップがあるから大丈夫じゃない?

良く知ってるね!
現在の新築の排水パイプは、くねくね曲がった形をしていると思います。
それを『排水トラップ』と言い、中に水を溜めておくことで排水パイプ内から登ってくる害虫を防いでくれます。
しかし、一定期間水を流していないと排水トラップが水切れを起こすので、定期的に水を流すようにしましょう。
②排水パイプのすき間をパテで埋める!
排水トラップは排水パイプ内から登ってくるゴキブリを防いでも、排水パイプ外を登ってくるゴキブリには効果がありません。
もし気にしたことがないなら、一度ご自宅の排水パイプを見てみましょう。
床下に排水パイプが伸びていると思いますが、すき間は空いていませんか?

うわ!すき間がある!
ここが空いていると床下に潜んでいるゴキブリが浸入してくる可能性があります。
すき間が空いていると異臭の原因にもなっていますので、ゴキブリが家に侵入する前に埋めておきましょう。
すき間を埋めるにはこちらのパテが便利です。
もし侵入してしまった時用に、ゴキブリ用の毒餌を置いておくと安心です。
我が家は毒餌を
- 水回り
- ゴミ箱
- 家電の裏
- 玄関
に設置しており、ここ2年でゴキブリの死骸を1回だけ目にしました。
ブラックキャップより、このゴキブリキャップの方が効果が高く感じています。
③エアコンの排水ホースにキャップ!
エアコンの室外機の排水ホース(排水ドレン)も、ゴキブリの侵入経路になります。
こちらのキャップは100均で売っていますが、ゴキブリの大きさによっては通り抜けられてしまいます。

ゴキブリの幼虫はちっちゃいもんね!
それを防ぐためには、防虫剤入りのキャップを使用し、上から排水口ネットを掛けて縛っておくと効果的です。
④段ボールを室内に溜めない!
引越し後は、荷ほどきでダンボールが溜まりがちですよね。
ですが、ダンボールを玄関などに放置してはいませんか?

ダンボールは玄関にまとめて置いて後で捨ててたけど、ダメなの?
ダンボールは、すき間が多く湿度が保たれるので、ゴキブリが好んで生息します。
また、ダンボールの隙間にはゴキブリが卵を産んでいる可能性も・・・。
ゴキブリを住ませないためにも、ダンボールはこまめに捨てましょう。
どうしてもすぐに捨てられない方は、ダンボールストッカーを使い地面から浮かせることで、少しは緩和されます。
⑤家の周りのゴキブリを駆除する!
家の周りにいるゴキブリは、家に入れるその瞬間までじっと身を潜めています。
玄関ドアを開け閉めしない様にはできませんので、周囲のゴキブリを駆除するようにしましょう。
上記でもご紹介しましたが、我が家は玄関含め、基礎周り全てゴキブリキャップを設置しました。

どこかで毒餌には誘引剤が入っているから、ゴキブリが寄ってくるって聞いたよ?

その説はありえるね。
不安なら玄関周りだけでも少し離して設置しても良いかもだね。
まとめ
人類の天敵『ゴキブリ』についてご紹介しました。
ゴキブリの生態を知ることによって、奴らがどう行動するかが分かったのではないでしょうか?
新築がゴキブリまみれになるのは避けたいので、上記の対策をしっかり施しましょうね。
「・・・・・・・・・じ、じょうじ、じょうじ」
あれ、何か呼ばれているようなので、ここらで失礼します。
