食洗機なんてなくても手洗いで十分!と思っていましたが、新居に引っ越し深型食洗機を使ってから、やっと食洗機の良さに気付いてきまして、
「もうこれなしでは考えられない!」
と、思う程になりました。
食洗機のおかげで家事がラクになった!
手洗い信者でしたが、考え直して正解だったと思っています。
さて、情報通の方なら既に知っていると思いますが、
ついに、一条工務店からフロントオープンの食洗機が出ましたので、金額含め詳しくご紹介したいと思います。
我が家では、タイミングが悪くフロントオープン食洗機は採用できませんでしたが、後付けで採用を検討しているため、公式情報や実際の入居者の口コミを詳しく調べました。
当記事執筆時点で、我が家はフロントオープン食洗機を設置していません。
ただし、後付け採用を検討する過程で得た営業情報・公式仕様・実利用者の口コミをもとに、最も信頼できる情報を厳選してまとめています。
公式オプションとして発表されたこの食洗機が、どのような条件で導入できるのか、費用はどのくらいかかるのか、そして将来的な展開予想までを網羅して解説します。
一条工務店のフロントオープン食洗機
一条工務店がフロントオープン食洗機を出した、というわけではなく
正確に言うとPanasonicで発売されたフロントオープンタイプ食洗機(NP-60EF1W)が、一条工務店の公式オプションで採用可能となりました。
今までも海外食洗機のMiele(ミーレ)やBosch(ボッシュ)の食洗機を導入したという事例がありましたが、社外品のため保証外となるデメリットもありました。
しかし、今回は一条工務店の公式オプション=社内品となりますので『保証対象内』となります。
これで万が一食洗機で不具合が起きた場合に、代理店まで連絡を取る必要がなくなるので安心ですね。
実際に導入している方の話では、
- 「深型よりも庫内が見やすい」
- 「洗いやすい」
など高評価が多く、僕自身も展示場で実物を見て、使い勝手の良さを実感しました。
今すぐ設置したいくらい・・・!
では、そんなフロントオープン食洗機の特徴を詳しくご紹介していきます。
\キッチンはタカラスタンダードがオススメ!/
特徴①12人分の食器が一度に入る大容量!
海外製も同様ですが、フロントオープン食洗機の特徴と言えるのがなんといってもその容量ですよね。
12人分の食器と言われてもピンとこないと思いますが、下の写真のような家族4人の1日の調理器具、食器全てが一度に洗えます。
同じ調理器具を使用できないことに目を瞑れば、『朝調理道具を使用してから夜ご飯を食べ終わるまで』洗い物という煩わしい作業からオサラバできます。
フライパンまで入るのはすごく楽だよ!
大容量食器カゴの詳細は?
❶カトラリートレイ
カトラリートレイには、下記の小物類がセット可能となっています。
- カトラリー
- 調理小物
- 弁当箱
- シリコンカップ
また、左右のカゴはスライド可能なため、後述する上カゴに背が高いものを入れる際に便利です。
箸やスプーンなどを横で置けるのが深型食洗機との違いだね!
❷上カゴ
上カゴには、
- お椀類
- コップ
- 鍋類
がセット可能。
カップトレイには、ワイングラスや小鉢をセットすることができます。
また、上カゴは3段階高さ調整機能を搭載し、カップトレイはセットするものに応じて伸縮が可能で使わない時は畳めます。
畳むことで大きい調理器具が入るんだ!
❸下カゴ
下カゴは、大皿のほかピンを折りたためば深鍋などもセット可能で、4つのボトルホルダーを搭載しておりマイボトルも洗うことができます。
また、奥のピンとボトルホルダーを折りたためば、深鍋などを伏せ置き可能で、まな板も余裕で入りますよ。
これでカレーの日も洗い物が楽になる!
特徴②カラっと乾くヒーター乾燥!
待ってました、ヒーター乾燥。
海外食洗機は大容量ですが、『高温洗浄後の余熱で自然乾燥させる』の余熱乾燥が主流です。
乾くならどっちでもいいじゃん?
と思うかもしれませんが自然乾燥は時間が掛かりますし、水分が残っている状態で温度が下がるにつれて雑菌が繁殖しやすい温度となり、かなり臭うようになります。
リンナイのフロントオープン食洗機に続き、Panasonicのフロントオープン食洗機もヒーター乾燥機能を搭載しているため、カラっと乾き雑菌の繁殖を防いでくれるので、臭う心配もありません。
しかし、Panasonicのフロントオープン食洗機はそれだけじゃないのです。
Panasonicのココがすごい!
Panasonicと言えば「nanoeX(ナノイーX)」です。
まず、通常の食洗機に朝使用した食器類を庫内に入れると、夜にはかなりニオイが充満していますよね。
それが、洗浄前からナノイーX送風を行なってくれるので、庫内のニオイを抑制し除菌してくれるのです。
また、乾燥後にもナノイーX送風を行なってくれるため、なんと8時間後には菌の減少率は99%以上なので、とても衛生的ですよね。
特徴③3つの高温・高圧ノズルで予洗い不要!
現在食洗機を使っている方、経験あると思います。
油を使った調理器具をそのまま入れたことで、他の食器までヌメヌメになったこと・・・。
油がついた皿は一度手洗いしないといけないから大変!
安心してください、大容量の庫内を3つのノズルでしっかり洗浄します。
カトラリーノズル
天面からシャワーのように洗浄水を噴射し、カトラリーなどを洗浄します。
上ノズル
上カゴとカトラリートレイの食器、グラス、カトラリー類をきれいに洗い上げます。
下ノズル
底面から強い水流を噴射し、下カゴにセットされた食器や調理器具、ボトルなどの汚れをしっかり洗い流します。
予洗いが要らないなんて神すぎる・・・!
でも予洗いしないとフィルターがすぐ汚くならない?
運転後のお手入れが簡単になる嬉しい機能
予洗いしないと、フィルターに汚れや食べカスなどがすぐに溜まってしまい、掃除に時間が掛かってしまいますよね。
それが、新構造の「残さいフィルター」は、洗浄中の各工程でフィルターを洗浄する「自動洗浄システム」を採用しており、運転後のお手入れの頻度を減らすことができます。
フィルターまで綺麗にしてくれるなんて・・・!
ゴミを捨てるだけで良いのはめっちゃ楽!
フロントオープン食洗機の採用条件は?
Panasonicのフロントオープン食洗器の特徴をご紹介しましたが、残念ながら一条工務店のどのシリーズにも採用できるわけではないです。
①グレイスキッチンのみ
おおかた予想はついていましたが、やはりグレイスキッチンのみです。
スマートシリーズとの差別化を図った結果だと思われます。
グレイスキッチンの中でも、シンクを中央寄せにした場合のみフロントオープンが適用可能との情報もあるので、営業担当へご確認ください。
2025年7月にグレイスキッチンの新商品【BLACK LABEL(ブラックレーベル)】が登場しました。
ブラックレーベルでも、フロントオープン食洗機はオプションでの採用となります。
②2024年2月以降に契約した方のみ
残念ながら2024年2月以降に契約した方のみ採用可能となっています。
僕は契約時期の関係で採用不可となってしまいました・・・。
ちなみに再契約も可能ですが、上棟予約を再取得する必要があり、お家ができるまでが長くなってしまうのでよくお考え下さいね。
オプション採用費用は?
さて、皆さんが気になるのはその費用だと思います。
本体希望小売価格はなんと・・・
517,000円です。
※ここに、実際に営業からもらった見積用紙のキャプチャ画像(モザイク可)を掲載することで、読者の信頼感をアップできます。
高すぎて無理!
さすが国内最高級のフルオープン食洗機なので庶民には手が出せません。
ですが、一条工務店のオプション価格では25万円ほどで採用可能です。
それでも高いけどね!
フロントオープン食洗機の後付けは可能?
我が家は現在、深型の食洗機を使用していますが、1日の食器全ては入らないです。
なので、リフォームでフロントオープン食洗機を採用しようと考えていましたが、営業担当によると『引き出しなどのサイズが従来の規格と違うので難しい』とのことです。
確かに、フロントオープン食洗機の幅が60cmのため物理的に不可能ですね。
もし強引に導入するとしたら、前例がないので営業担当が試算した情報となりますが、キッチン自体を入れ替えれば150万前後で可能とのことです。
導入したかったー!
Panasonicから幅45cmタイプも新登場!
2025年2月に、Panasonicから45cmタイプのフロントオープン食洗機(NP-45EF1WPE)が登場しました。
幅60cmタイプの性能を持ったまま容量のみ小さくなったので、
- 2人暮らしの方
- 使う食器が少ない方
などは、ちょうどいいかもしれませんね。
60cmタイプとの違いは?
上記にも記載しましたが、60cmタイプと45cmタイプの違いは容量になります。
60cmタイプの食洗器は一度に約12人分の食器を洗浄できるのに対し
45cmタイプの食洗器は一度に約9人分の食器を洗浄できます。
性能的には違いがなく、幅広い層にも対応できるようにした狙いがあるのだと思います。
従来の深型食洗器より容量は多いね!
また、実際に採用した方の口コミでは、
- 「一度に洗える量が多い」
- 「乾燥性能が高い」
という声が多い一方で、
- 「費用が高い」
- 「開閉スペースに注意」
といった意見も見られます。
採用を迷っている方は、展示場で実物のサイズ感をチェックしておくのがおすすめです。
僕の知る限り、現在は全国どの展示場でもフロントオープン食洗機を確認できますが、訪問前に展示場に直接確認した方が確実です。
簡単な比較表はこちら。
| タイプ | 幅 | 特徴 | 採用条件 |
| 60cmタイプ | 大容量 | 1度に12人分洗浄可能 | グレイスキッチン |
| 45cmタイプ | 既存の深型と同じ | 1度に9人分洗浄可能 | 現在不可 |
一条工務店で45cmタイプは採用可能?
結論から言えば、2025年10月現在、45cmタイプのフロントオープン食洗機は新規採用も後付けも不可となります。(一条工務店のアフターメンテナンスで確認しました)
理由としては、グレイスキッチンに採用できるタイプは現在60cmタイプのみで、45cmタイプの規格のグレイスキッチンは作っていないからです。
でも従来の深型食洗機の幅と一緒ならできるんじゃない?
と、僕も思いましたが、
- 深型食洗機とフロントオープンの内部の水道の穴の位置が違う
- フロントオープンは固定部が増えるため、天板を外す大規模工事になる
とのことでした。
しかし、一条工務店は日々アップグレードをしているため、取り付けられる可能性もあります。
フロントオープンを後付けできるのはまだまだ先か・・・。
あと、これは公式では言えないことですが、フロントオープンのメーカー側に依頼するなら導入できる可能性があります。
どうしても取り付けたい方は、
- ミーレならミーレの販売代理店
- PanasonicならPanasonicのリフォーム部門
に一度問い合わせをしてみましょう。
ただし、こちらは一条工務店の対応外になり保証もその時点で切れますので、完全自己責任で行なってください。
そこまでの勇気はないかも・・・。
ちなみに、浅型食洗機から深型食洗機に変更することも、建築時期(キッチンのタイプ)によっては不可の場合があります。
一つの基準としては、初期のアイスマートが始まるタイミングのキッチンなら深型にできるかも・・・?というくらいなので、気になる方は一条工務店のメンテナンスに問い合わせてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Panasonicのフロントオープン食洗機をご紹介しましたが、魅力がたくさん詰まっている代わりに、お値段もだいぶ上乗せされています。
定価で買うより半額も安いけどね!
我が家は現在夫婦2人、子供2人で深型食洗機を使用していますが、
1日分全ての調理器具・食器は到底入らなさそうなので、迷う価値はあるのかなと思います。
むしろ採用できるタイミングだったら、即採用しています。
キッチンの通路幅の関係で、フロントオープンの方が使いづらい可能性もあるので、展示場に足を運び確認することをオススメします。
展示場に行く前には『紹介制度』を必ず忘れないようにしよう!
最大で約35万円のプレゼントもあるよ!

