近年、雨量が増えてきており、ゲリラ豪雨や線状降水帯などで
- 川の氾濫
- 床下浸水
- 堤防の決壊
など、水に関する災害が目につきますよね。
せっかく家を建てても、床上浸水や地盤沈下などしてしまったら目も当てられません。
床上浸水したら原状復帰が大変だ・・・。
そんな『水の災害に対する悩みを解決する商品』が一条工務店から出ているのを知っていますか?
その名も『耐水害住宅』です。
耐水害住宅?
今回は
- 耐水害住宅とは?
- 採用条件は?
- いくらで採用可能なの?
を、徹底解説していきたいと思います。
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耐水害住宅とは?
一条工務店の耐水害住宅とは、地球温暖化による気候変動の影響で頻発化、激甚化(げきじんか)する水害に対し、水害発生時の被害を最小限に抑え、生活復旧にかかる費用・時間を大幅に軽減する住宅のことです。
災害は終わった後の生活も大変だからね。
具体的には、以下の12種類の水害対策を行なうことで、見た目は他と同じでも水害に強い住宅を作っているのです。
- フロート弁付き床下換気口
- 壁面防水処理
- 玄関ドア
- 樹脂サッシ
- 逆流防止弁
- エコキュート
- エアコン室外機
- 外部コンセント
- 外部電気設備
- 床下注水ダクト
- 係留装置
- 二重基礎構造
すごい!これだけの水害対策をしてるんだ!
ちなみに、工場見学に行くと、一条工務店の耐水害住宅を体験することができるので、ぜひ足を運んでみてください。
以下で、僕が体験した中で印象的だったものをご紹介します。
1.浸水対策について
床下、壁、玄関、窓から水が入る隙間を無くし、家の中に水が浸入することを防ぎます。
また、通常浸水してしまうとされる玄関ドアに対しても中空パッキンが装備されているため、玄関からの浸水を完全に防ぐことができるのです。
実家のドアは引き戸だったから隙間だらけだったよ・・・。
2.逆流対策について
豪雨で増水すると、通常下水管より下にある水位が上がってくるため、トイレやキッチン、浴槽に繋がっている下水管から汚水が逆流してきます。
床を拭いて綺麗にしたとしても、一度染みついた汚水の臭いはなかなか取れないです。
汚水が逆流するとすごく大変って聞くよ!
その逆流を防ぐために『逆流防止弁』が装備されていて、水が逆流すると蓋が自動的に閉じるので、汚水が家の中へと流れるのを防げます。
メンテナンスもしやすいように設計されているので、いつでも安心できますよ。
できれば標準装備にして欲しいよね…。
3.水没対策について
家の外壁を見ると分かりますが、
- エコキュート
- 室外機
- 太陽光パネルがある場合はパワコンや蓄電池
など、水に弱い電気設備が多く設置されていますよね。
これらは、上からの雨程度なら問題ないですが、水没するとショートして故障してしまいます。
災害時こそ蓄電池の出番なのに故障したら意味ないよ。
いずれかが故障してしまったら、エアコンも使えませんし、暖かいお風呂にも入れなくなってしまいますよね。
ですが、耐水害住宅では、『地面から高い位置に電気設備が設置される』ため、増水しても普段通りの生活を送ることが可能となるのです。
室外機が無事ならエアコンもエコキュートも使える!
4.浮力対策について
一条工務店の耐水害住宅は2パターン(後述)ありますが、一番の目玉はなんと言っても『浮く家』(浮上タイプ)ですよね。
建物自体を『あえて』浮かせてしまうなんて、かつて聞いたことがありますでしょうか。
逆転の発想だよね!
建物自体を浮かせる『浮く家』は、通常の基礎と着地面となるコンクリート基礎の間に漂流物が入り込む可能性があります。
しかし、建物を吊り上げて除去することで、すぐに原状復帰が可能となります。
5.2倍耐震について
2倍耐震とは、『耐震等級1に対して2倍の耐震強度を誇る耐震等級5相当』の耐震性能を持っている住宅です。
耐震等級1の2倍が耐震等級5?
耐震等級2が耐震等級1の1.25倍
耐震等級3が耐震等級1の1.5倍
だから2倍が耐震等級5みたいだね。
この2倍耐震は、「ミッドプライウォール」というカナダの林産研究機関FP 【Innovations】と、ブリティッシュコロンビア大学で開発された【強力な壁を内壁に使用】したことで、2倍耐震を実現することができたそうです。
耐水害住宅には、標準仕様でこの2倍耐震が含まれています。
(2倍耐震は単体で採用すると坪単価:3,300円で採用可能ですが、現在は値上がりしております。)
地震大国に住んでいる以上、耐震性は非常に重要だね。
耐水害住宅の採用条件は?
素晴らしい耐水害住宅ですが、実はどの商品でも採用できるわけではありません。
家づくりをする前に、どの商品が対応しているか確認しましょう。
あとから採用できないって言われたら悲しいもんね。
採用できる商品
耐水害住宅は下記2パターンがあります。
- 基礎内に注水し重りとして浮かさないタイプ(スタンダードタイプ)
- 住宅自体を浮かせてポールで固定するタイプ(浮上タイプ)
スタンダードタイプ
建物の階数により、建物の建つ地盤面から以下の侵水深に対応します。
- 平屋・・・地盤面から0.7m
- 二階建・・・地盤面から1.0m
- 三階建・・・地盤面から1.2m
上記の侵水深を超えると基礎内に注水します。
高気密住宅は、水位が一定の高さを超えると、まるで船のように強力な浮力が発生します。
これは基礎内の空気+建物内の空気の影響で浮いてしまうからです。
建物を重くして動かなくするんだね。
浮上タイプ
建物の階数に関わらず、建物の地盤面から侵水深5mまで対応します。
侵水深約1m以上で建物が基礎ごと浮上し、係留装置のおかげで建物が動くことを防げます。
原則として建物の四隅に係留装置(杭のようなもの)を設置する必要があるため、建物の配置計画時に採用可否が確定します。
土地に十分な余白がないと設置できないみたい…。
採用条件
スタンダードタイプ、浮上タイプが選べる商品が下記の3つとなります。
- グランスマート(GRAND SMART)
- i-smart
- i-cube
スタンダードタイプのみ選べる商品が下記の4つとなります。
- i-smile
- i-smile+
- HUGme
- HUGme fam
選べるのは基本的に2×4工法の商品だけみたいだね。
耐水害住宅の費用は?
耐水害住宅の費用ですが、2025年12月現在では、
- スタンダードタイプが坪単価:8,800円
- i-smileはさらに値下げしていて、坪単価:5,500円
- 浮上タイプが坪単価:22,000円
となっています。
30坪だと+264,000円で絶望的な床上浸水を防ぐことができるのは、かなり安いのではないかと思います。
水害はどこにいても必ず発生してしまうからね。
年々雨量は増加している!
地球温暖化などの影響で以前に比べ、1.5倍も雨量が増加しているという研究結果があります。
理由としては、地球温暖化が進み海水温度が上昇し蒸発する量が増えることで、世界平均で見ても雨量が増加しているのです。
「川の近くじゃないから大丈夫!」と思っていても、ゲリラ豪雨による水害が発生してしまう可能性があるので、住宅の気密性や断熱性以外にも水の侵入を防ぐための対策を講じる必要があります。
内陸部でも水害の危険があるってことね。
注意して欲しいことが、耐水害住宅を採用したからと言って安全を保障するものではないです。
自然災害発生時は、行政機関等の指示に従い避難をするようにしましょうね。
自分の身は自分で守るしかない!
まとめ
一条工務店の家づくりに対する熱意はとても素晴らしいと思います。
しかしながら『耐水害住宅』を選択することによって間取りの制限などが発生することもありますので、どこまで施主自身が納得できるか、よく検討してくださいね。
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